2429 ワールドHD(東1) 3340円 +75円

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第2四半期の資料を紹介します。(1)予算(計画)との比較・・・・売上は予定の610億円に対し643億円と上振れ。営業益は前期29億円から大幅減益ながら予定の11.5億円から上振れの20億円で着地。(2)セグメント全体総評・・・・①18年問題の先を見据えた体制組織強化や中期経営の則した施策を着実に実施して計画以上の増収に成功。②単価アップ、定着率向上、人員増強の各機能が向上して、ファクトリー事業とテクノ事業が好調。③中期経営計画の先行投資のために利益は減少。この①~③を読む限りにおいても減益でも手放しで評価できるはずです。明らかに成長に向けての投資を行っていることが明白。ダイトーケミックス、テラプローブ、エノモトなどと同じように同社も先行投資のために一時的に利益が抑制されているだけのことです。これからその先行投資の花が咲き実をつけることになるはずです。来期以降には上記銘柄同様に利益拡大局面を迎えると思います。今は飛ぶためにしゃがんでいる踊り場です。(3)ファクトリー事業・・・・双方向マッチングで採用した人材の配置研修を実施してやっと大型案件の安定かつ早期の立ち上げが開始。定着率も改善して拡大への態勢が完成。物流分野で4月に新拠点が稼働開始。計画売上220億円に対し233億円の実績で、セグメント益は13.5億円の計画に対し13.9億円。在職者数は前期の12761名から15622名に。過去最高の在籍数。この人件費拡大を吸収してこの増益なら文句なし。これから増加した人員の利益寄与が本格化するはずですから。(4)テクノ事業・・・・ニーズの高い専門技術者の育成を強化して育成カリキュラム拡充投資し、未経験者の育成と既存社員のスキルアップを実施。6月には生産技術に特化したプロダクションエンジニアリングセンターを開設して生産技術分野での受注拡大活動を強化。売上は計画64億円に対し70億円、セグメント益は計画5.5億円に対し6億円。在籍者数は2037名から2328名に。これも文句なし。しかも専門技術の向上で受注単価上昇して高付加価値の人材派遣が実現しつつあるはずです。(5)R&D事業・・・・高付加価値領域への高い価値有する研究員の配属を実現し高付加価値派遣をすでに開始。請負体制構築の延長線上で複数の大学との産学共同研究を開始。また組織体制の構造改革を進めていると。売上は34億円の計画に対し33億円で未達。未達の理由は採算性の取れる案件を選別して今は受注しているから。利益も同じ理由から計画2.6億円に対し2.4億円。在籍者数は995名から1052名。下期には増益に転換して来ると思います。(6)不動産事業・・・・売上は計画191億円に対し204億円。セグメント益は計画の0.5億円赤字に対し7.8億円黒字。文句なし。同社は利益率が最も高いデベロップメントの売上の大半が下期に計上の予定のために、上期はトントンのセグメント益の予定でした。しかし、計上したデベロップメントに加え、リノベーション事業(ミクニ)の利益が会社の想定以上で寄与している模様。文句なし。(7)感想・・・・情報通信事業や農業公園事業などがありますが業績への貢献はわずかですから割愛し時間のある時にまた。主力セグメント状況から考えると、不動産事業の利益が会社の想定以上で推移しているために、今12月通期は上方修正する可能性があります。また、上記でも申し上げたように、不動産事業が大幅な拡大はせずとも安定的に推移させしてくれれば人材サービス分野の成長で来期は大幅な増収増益が期待できると考えます。減益でも同社の第2四半期の内容はほぼ満点です。本格買い強気買いを日足の完全陽転の3530円回復の3550円以上で引けてから開始とし、8月高値3905円か25週線3840円回復の3850円以上で引けるかのいずれかで心おきなく強気買いに転換する予定に変更します。8/6(第2四半期上方修正で着地・概況・目標据置)7/19(不動産開発の目利き良し)7/15(第1四半期資料等/サマリーorファクトリー事業orテクノ事業orR&D事業or不動産事業or第1四半期印象)6/28(大幅減益の第1四半期スタート・概況・セグメント状況と感想・目標据置)6/22(目標修正)5/9(3300円前後で強気買い方針)5/7(想定外の低調な第1四半期・概況・押し目買い)4/2(目標修正)3/27(買い推奨再開・上値は小さく・通期概況・買収戦略で業容更に拡大へ・目標修正)2/21(通期予想・平凡な数字ゆえに押し目待ち)2/6(目標修正)1/24(目標修正)1/20(不動産事業の進捗状況・住友不動産や東京建物と大規模マンション開発・今期マンション事業の売上利益計上分大で増収増益確実視・目標修正)1/17(今期は熊本や都内2棟などマンション販売多く増収増益確実視・仙台で再び大規模タワーマンション開発へ)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①4000~4100円(週足最後抵抗線回復・レシオ15倍)②4400~4500円(レシオ16倍強)③4900~5000円(レシオ18倍・4月上場来4950円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①5000円(レシオ18倍)】は微修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①3850~3900円(25週線回復・レシオ14倍)②4200円(レシオ15倍)③4500~4600円(レシオ16倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①4600~4700円(今期ないし来期純益50億円EPS295円想定しレシオ16倍)②5000円(今期ないし来期純益50億円EPS295円想定しレシオ17倍・上場来4950円)③5300円(今期ないし来期純益50億円EPS295円想定しレシオ18倍)】とします。通期ないし来期確信して再設定します。SP。