4366 ダイトーケミックス(東2) 515円 +5円

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まだ寺岡製作所の上方修正だけしか手がかりがないから、結局は第1四半期を開けてみないと判断は出来ないものの、4000番台の化学株の決算は意外と好スタートとなるかもしれません。同社も同じ。そもそも、減益の理由は身の丈以上の設備投資を行うことと研究開発費を投入するためです。それがなければと考えると前期も今期も連続最高益更新でもおかしくなかったはず。しかし会社は米百俵の精神で今の最高益よりも今後持続的成長を確実とするために大規模設備投資を3年にわたり行い、大規模研究開発も3年にわたり行います。今期で大規模設備投資のピークを通過すると考えるので業績サプライズ拡大は来期からとは思うものの、しかしそれでも前期比30%減の8億円の営業益にはならないと考えます。売掛金は前々期比6億円強も多い28億円。ならば百歩譲っても前期の第1四半期並の営業益4.6億円に準じる数字で第1四半期を終えると予想しています(3~4億円か4億円前後か。もし前期比増益ならサプライズとなりますが)。すると第2四半期予想は3億円ですから、第1四半期で第2四半期予想を超過することになるではと考えます。上方修正をその時にするかどうかは別にして、その上々の第1四半期の着地で株価は見直しの動きに入ると考えます。それに強固な財務バランスで一株純資産は約1000円です。十分にリターン入りして当然と考えます。とは言えすべては第1四半期を確認してから。それまではド底値でど閑散ゆえに打診買い程度。ちなみに同社が第2四半期と通期を上方修正したのは9月になって。そしてその修正した通期を再び通期でわずかに上方修正して前期比並での着地に。今期も同じなら9月に上方修正となりますがもし好調なら早めに修正する可能性もあると考えています。6/29(目標修正)5/23(通期資料/業績概要&業績予想と減益予想の理由/前期以上の設備投資と研究開発費用投入予定/3年で34億円設備投資に投入)5/11(本来なら大幅な最高益更新のはず・米百俵の経営姿勢)5/10(上々の前期と減益予想の今期予想・過去最高水準の設備投資と研究開発費用・目標修正)4/19(東京応化IRから/画期的ナノ粒子材料の開発製造に同社成功するかも)4/18(微細化技術で東京応化とともに堅調な需要を)3/31(特損計上しても通期予想の変更なしゆえ通期予想達成を確実視)3/26(超微細化フォトレジスト世界トップ東京応化に原料供給ゆえ・深押しで目標微修正)3/15(堅実な経営姿勢等を如実に物語るCSRレポート)2/17(東京応化の半導体微細化レジスト技術を支える企業は同社・同社の感光性材料の幅広い用途紹介)2/16(感光性材料の東洋合成好決算発表・半導体レジストのトップ企業で同社顧客の東京応化好決算発表)2/8(微細化半導体レジスト関連で画期的材料発表で大化けの可能性も)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①680~700円(レシオ10倍・50週線回復)②760~770円(レシオ11倍)②830~840円(レシオ12倍・18年高値819円更新)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①840~850円(レシオ12倍)②900~910円(レシオ13倍)③980~1000円(レシオ14倍・一株純資産1000円)】。第1四半期が前期並前後で収益安定なら強気に修正します。SP。