上海総合指数 2486P +3P

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日本の中小型株の上昇のためには中国株の反転が必要不可欠だと考えています。しかし、今日の日経新聞の一面にもあるように、中国市場は景気減速が顕著(自動車メーカー各社が減産・トヨタとホンダ、VWは好調で通常通り)。私は今が中国経済ひいては世界経済の最も暗い場面だと考えています。年が明けてくれば、日本市場を筆頭にして世界経済は徐々に明るさを取り戻すと思います。またこの中国株が反転しづらい理由は、景気減速のためだけではないとのことです。中国市場に上場している民間企業の創業者は、資金確保などのために保有株を担保に入れて資金調達している人たちがとても多いとのことです。中国景気が回復せずに、また株価も上昇しないために、その担保株の市場放出を心配する向きもあり、反転しづらい構図となっていると伺ったことがありました。しかし、中国政府が抑制的ではあるものの、利下げを表明して企業の資金調達に一定の余裕が出てくるはず。そうなると、民間企業の財務に一定の余裕が生まれて、市場のこのような不安が徐々に解消に向かうと思います。それに夏以降からコツコツと実施して来た景気テコ入れの成果が来春くらいには徐々に効果が顕在化してくれるとも考えています。今少しです。