3321 ミタチ産業(東1) 660円 +43円

3321 ミタチ産業(東1) 660円 +43円

11月にすでに第2四半期と通期予想を上方修正済みです。が、しかし、その第2四半期は、11月公表した数字よりわずかに上振れて着地しました。11月の上方修正した数字は営業益6.5億円、経常7.1億円、純益4.9億円、一株純益62円でしたが、本日発表の第2四半期は、売上12%減193億円、営業益24%減6.9億円、経常21%減7.5億円、純益16%減5.3億円、一株純益67円で着地。減益ではあるものの安定した収益構造であることがこれで明らかになれたと思います。それに、12月にわずかに上振れできたということは、同じく12月に上方修正した5月通期も上方修正する可能性が再浮上したと認識して良いと思います。ちなみに9~11月期は売上94億円、営業益3.6億円、経常3.7億円、純益2.6億円でした。通期予想は売上10%減380億円、営業益14%減12億円、経常8%減12.9億円、純益3%減9億円、一株純益113円の予定です。しかし、この景気足踏みの9~11月期に営業益経常で3.6~3.7億円を稼ぎ出したのですから、下期の四半期(3か月)でも3.7億円前後の営業益経常益を稼ぎだすことが最低でもできるはずです。ならば下期の営業益経常益は7.2~7.5億円くらいになるでしょう。すると第2四半期の営業益経常益にそれを足すと、通期営業益は14~14.4億円、経常は14.7~15.0億円で着地できるはずです。すると通期は上方修正する可能性が大と認識して良いと判断します。前期の過去最高の営業益14.0億円、経常14.0億円、純益9.3億円、一株純益126円を更新する可能性が高くなったと考えます。まず、経営成績に関する説明を読むと・・・・同社の主要取引先である自動車分野は、車載関連の半導体・電子部品・設備の販売及びEMS受注が堅調だったとコメント。民生分野は売上横ばい、アミューズメント分野は生産の後倒しもあり減収。産業機械も減収とコメント。セグメント状況は・・・・①国内事業部門→車載向けは好調、工作機械向けは受注減。売上6%減129億円、セグメント益6%減の7.1億円。②海外事業部門→アミューズメント向けの生産が後倒しになっている影響で、大幅な減収減益。売上21%減64億円、セグメント益44%減2.4億円。セグメント状況などを見ると、生産の後倒しの影響で減収減益にはなったいるものの、そのマイナスを車載向けが十分にリカバー。下期になってアミューズメント向けなどの生産受注が回復し始めれば、売上利益ともに大きく回復拡大となるということになります。その可能性をまた大と考えます。バランスシートは、主な資産項目は現金が10億円、有形固定資産10億円、株券1億円。主な負債項目は、短期借入金18億円のみ。財務は至って健全です。一株純資産は1118円。まだ歴史的ど底値の中にあるために、打診買い。完全に強気買いとなるには少なくとも25週線824円及び11月高値846円を抜く必要があるものの、歴史的下落ゆえに25日線745円回復の750円から心もち強気買いとし、75日線回復の800円回復から強気買いとします。11月高値846円以上の850円以上で引ければ1000円台回復開始と考え、心おきなく強気買いに転換する予定とします。12/12(パチンコ・パチスロメーカーからの受注回復する可能性も)12/7(野村の持分7.28%から4.47%に低下・気にする必要なし)11/22(日刊工業新聞/半導体や電子部品の拡充のためフィリピン工場増強)11/17(第2四半期と通期上方修正発表・早い時期の上方修正発表ゆえにあと2回くらい上方修正発表の可能性・純益は最高益更新可能性大・目標修正)11/16(安定した収益構造で今後上方修正から最高益連続更新も)10/31(目標修正)10/10(新株予約権下限行使価格1044円回復へ・未行使新株予約権2500個25万株)9/28(減益スタート第1四半期・第2四半期は上方修正期待浮上・経営成績に関する説明及びセグメント状況・通期純益は最高益更新の可能性も・目標修正)9/26(第1四半期は上々の数字を予想)9/11(米中貿易戦争で商社は逆に活躍の場面となるかも)8/22(自動車関連売上増加一途・EMS事業拡大中・今期の営業益13~15億円を予想)7/23(通期資料/減益予想の理由無し&安定的収益性の国内事業&バランスの良い製品分野・上方修正可能性やはり大)7/18(アミューズメント関連EMS回復して秋以降上方修正の可能性を予想・目標微修正)7/16(中期経営計画の数値目標に忠実に今期予想を算定しただけ)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①885~900円(レシオ8倍・25週線回復・日足の最後抵抗線)②1020~1050円(レシオ9倍強・新株予約権下限行使1044円)③1150~1200円(レシオ10倍強・一株純資産・50週線)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1200~1260円(今期純益10億円EPS126円予想しレシオ10倍)②1360~1400円(今期純益10億円EPS126円予想しレシオ11倍・週足雲上限・多分週足完全陽転)③1500~1600円(レシオ12倍強・最後の抵抗線)】は微修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①900~910円(レシオ8倍)②1030~1050円(レシオ9倍・50週線・新株予約権下限行使1044円)③1150~1200円(レシオ10倍強・週足完全陽転)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1200~1260円(今期純益10億円EPS126円予想しレシオ10倍)②1380~1400円(今期純益10億円EPS126円予想しレシオ11倍)③1500~1550円(レシオ12倍・最後の抵抗線)】とします。第3四半期以降により明確に上方修正期待が浮上できれば強気に修正するものとします。SP。