6890 フェローテック(JQ) 755円 -32円
鴻海とシャープが中国に1兆円を投じて半導体の新工場建設するというニュースや、ジャパンディスプレイが中国企業と資本提携して中国に4000億円で新工場建設というニュースを目にした時に、まず浮かんだ銘柄は同社でした。多分同じように、この2つのニュースを目にして同社を強く買いたいと連想した投資家は多かったと思います。しかし、腰を抜かすようなら歴史的暴落のさなかにあっては、その連想も片時のものとせざるえなく、株価は金曜に741円まであり年初来安値更新。真空シールなどの分野で世界トップの同社のレシオが5.2倍。更にPBRが0.5倍。同社株が一株純資産を割ることさえ異常かつ珍しいのに、更に一株純資産の半分になるなど、まさに異常中の異常と言わざるえません。しかも上期は上方修正済み。今期は最高益更新の予定。ミタチ産業のように通期の上方修正まで行ってくれたわけではないから、第3四半期の数字には少し注意が必要ですが、3月通期の下方修正を心配する必要性は低いと思います。強い反転は2月中旬の第3四半期発表後からとなるかもしれませんが、その前にPBRで半分という過去に例を見ない割安さまで叩く売られた反動高が生じると思います。同社の場合はまず急落前の12月初めないし11月の水準の1000~1200円レンジにⅤ字反転すると思います。その前にまずは陽線。そしてその連続。本来なら強い上げ相場入り開始となった15年5月の元の水準にまで下げているので、迷わず強気買いと言いたいところですが、まだ売りが収まらないから慎重に買い場探しを。700円前後で下値確認に入るのか、800円前後で下値確認に入れるのか、火曜以降の動きをしっかりと確認して下さい。最高益更新の予定ですでに第2四半期上方修正して、今後中国市場での業績業容拡大の拡大も確実ならば18年高値2900円を更新して01年の上場来2930円も更新しておかしくないはずです。もしそうなら、同社も1年くらいの時間を要しながらも2500~3000円にリターンできるはずです。私がいうまでもなく、皆、今後大化けの可能性を強く感じて強く買いたいはず。それを許さないほど猛烈な下げ方。これが収まること。それが何よりのすべてです。今は。すべてはそこから。