6627 テラプローブ(マザーズ) 660円 -3円
半導体関連事業の進捗に注意する必要はあるものの、車載関連がけん引役となり比較的安定した数字で第3四半期を通過できると考えます。それゆえ第3四半期発表後には強い見直しの動きとなれると思います。またその前にPBR0.2倍という驚異的割安さのためにいったんは水準訂正できると考えます。同社の時価総額は現在61億円です。第3四半期時点での手持ち現金の金額は144億円です。長短借入金が217億円で固定資産が427億円もあるのですから、現金144億円は本来同社の時価総額の最低水準であるはずです。その144億円の現金を大きく下回る61億円の時価総額は本来ありえない数字であるはずです。このことに早く市場が気が付いてくれることを今は祈るしかありません。まずは陽線。そして連続。幸いに買い残が増加していないから、反転を示すサインが出てくれれば11月の1000円前後にⅤ字で反転すると考えます。またそれどころでないので私もまったく気が付きませんでしたが12/7にIR。マイクロン社に譲渡した同社の半導体テスト受託事業の設備は同社が望めば優先的に買い戻すことができる条項が付帯していましたが、12/7にその買戻しができる設備の一部について買戻しすることをマイクロンに通知したと発表しています。行使しない分は失効となりますが、再びテスト受託事業を本格的に再開すると認識してよいでしょう。これは足元の受注が底堅く推移し業績が安定的だからと認識しておいてよいと考えます。加えて、今後の業容拡大や成長拡大を会社は強く意識して目標にしていることの再認識と受け止めてよいとも考えます。待っていましょう、陽線を。