3321 ミタチ産業(東1) 651円 -34円
市場が企業業績の先行きに強い不安を抱いてるはずです。また確かに世界経済の先行きにも強い警戒を抱いてもいるはずです。しかし、世界経済がすぐさま後退期に入ると考えいる投資家は皆無に近いと思います。ならば、歴史的割安さをも強く認識しているはずですから、個々の企業が投資家が安心できる決算発表などを行ってくれれば、個々の企業の株価から戻りに入ることができると思います。下記のフリービットは株価暴落の最中に第2四半期発表し、上々の決算だったもののリターン入りに失敗。しかし、好決算発表したおかげで底割れ回避しながら安値で株価は推移しています。そして同社も来週決算発表です。12/14の757円からまさにつるべ落とし。日足の陰線は6陰連。過去のパターンだと6~7本の陰線を出すと一旦底値となっていますから、今週は金曜の大陰線の中639~685円の中で孕み足を有力と考えています。が、しかし、通常モードの下落相場でなく10年ぶりともそれ以上とも言われる下げ相場ゆえに直近の経験則が当てはまるかどうかは不明。ただどこからどう考えても、17年7月のマド664円前後が基本的な下値ではと考えています。またこの664円から株価は上昇を開始して18年1月高値2195円を付けました。業績が多少はブレながらも最高益更新に向けて順調に拡大を続けることが確認できれば、この18年高値2195円を再び付けることができるはずです。17年7月から約6か月で2195円まで3.3倍に大化けしました。半年で3.3倍はまだ無理かもしれませんが、最長で1年くらいかければ2195円に再トライとなってくれると考えています。そのためには陽線出現やその連続が必要。また来週末の第2四半期を無事に通過してくれることです。ただ同社の場合は11/16にすでに第2四半期とともに通期も上方修正してくれました。株価下落は今度は逆に下方修正するではと心配して下げているとしか考えられません。ならば5月通期の再びの上方修正期待が浮上できなくても、11月の上方修正の数字通りを発表してくれれば、安心感の誕生から反転態勢に転換するような動きになるではと予想します。その前に連休明けに、底堅い動きとなってくれるかどうかを警戒感を抱きながら確認するようにしてみてください。PBRは0.6倍でレシオ5.7倍。私があえて申し上げなくともこの株を見ているすべての投資家がまぎれもなく歴史的割安さと強く認識しているはずです。