ロイター通信記事

 ロイター通信記事  

30分前ほど前にロイターが焦点として配信。「株の弱気相場は行き過ぎか  市場対エコノミストの軍配は」という記事。世界的な株安が止まらない中で、エコノミストの大半は2019年世界経済は減速はするものの底堅さは維持するとの見方が大勢と。このエコノミストの読みをあざ笑うように下げ続ける市場が正しいのか、大半のエコノミストの見立てが正しいのか今はその分岐点と。高値から20%下げると弱気相場入りとなる経験則から、すでに小型株市場は弱気相場入りしたととの見方で、そのうち大型株も弱気相場入りするのではとの警戒感もあると前置きし、しかし、市場の暴落とは裏腹に経済データは依然堅調な数字で推移しており、中国や米国は金融緩和や財政出動、利上げ停止などの政策対応余地も大きいと。それにOECDは19年の世界成長率を11月の3.7%から3.5%に引き下げたものの、過去の成長率水準と比較すると依然高い伸びを予想していることになると。この暴落が恐怖によるだけの下げなのか、統計数字など以外に隠れた悪材料を市場が嗅ぎ取っているから下げているのか、それを今後確認することになろう・・・というような内容。20%下落したので確かに弱気相場入りした側面もあるかもしれませんが、大体がやり過ぎ買い過ぎです。行き過ぎ分調整が深くなっていると思います。通常は深押ししたので、18年高値に再びトライないし更新するには最低でも1年は必要になると思います。しかしです。リーマンショックなど過去の株式市場のクラッシュの時との大きな違いは、足元の経済が大きく悪化しているわけではないという点です。1年後に景気後退するかもしれないという懸念はあっても、経済状況は比較的良好かつ底堅さを依然確認できる状況です。ならば、やはり、隠れた悪材料を嗅ぎ取っているから暴落しているのではなく、恐怖に駆られて暴落した可能性の方が高いと思います。夜明け前が一番暗いの例え通り、今が夜明け前であると考えていますし、そう願っています。