3452 ビーロット(東1) 1256円 +17円
同社は不動産投資業を展開する会社です。中古マンションや中古オフィスビルなどを再生して販売する事業を展開しています。同社の社長は宮内誠氏。あのオリックスグループの宮内義彦氏の長男にあたります。宮内氏の長男でありながらオリックスからの資本援助も受けず急成長。世間では宮内氏から受け継いだのものは金ではなく企業運営のセンスと言われていました。前置きはそれくらいで、本日引け後に12月通期を上方修正しました。売上200→202億円(前期は130億円)、営業益25.1→32.8億円(前期23.6億円)、経常20.5→28.0億円(前期19.9億円)、純益14.1→19.3億円(前期12.5億円)、一株純益183円→248円に修正。修正の理由は、売上はほぼ計画通りながら、第4四半期おいて不動産投資開発事業で販売用不動産が相次ぎ、高利益率が積み上がったからとコメント。確かにものすごい利益率です。レーサム並の利益率といえると思います。今後同社は第2のレーサムに成長するかもしれないと考え、今日から強気で買い推奨開始します。ただし、株価はいまだ底値。年初来安値は11月の1098円。その後に反転したものの4週にわたり25週線1314円を抜くことができずにいます。ゆえに、まずは打診買い。先週高値1325円以上で引けてから本格買いとします。週足陽転1380円回復の1400円から強気買いとします。本日は増配も発表。前期の19円50銭から50円に増配。同社は最終四半期に利益が集中する傾向が強い会社です。先の第3四半期は売上8%増68億円、営業益27%増8.2億円、経常27%増4.7億円、純益15%増3.0億円、一株純益39円。上々ですがインパクトなし。そのために安値をうろつかざるえなかったのかもしれません。しかしこの上方修正で見直しの動きが本格化して12月通期発表後には上げ本番になれると予想します。また同社も成長原資確保のためにSBI証券向けに新株予約権を発行しています。第7回と第8回の2つ。そのうち第7回新株予約権は下限行使を1527円に設定しています。第8回は行使修正はせずに3326円で固定。3326円はまだ無理でもまずは同社も下限行使価格を回復してくれば、行使促進相場がスタートすると考えています。ゆえに、1500円以上で引けてくれば、心おきなく強気買いへ転換する予定で良いといたします。その他に今日は直近でのニュースリリースを。12/7に福岡の賃貸マンションの売却成功を発表。11/28には那覇のホテルの売却成功を発表。こちらは売却額を公表して28.3億円と発表。11/27にも世田谷の共同住宅を売却成功と発表。10月には銀座新富町の10階建てホステルの売却成功と、台東区の店舗の売却成功を発表。事業進捗十分。手持ち資金で来期以降の不動産資産の買い付けを加速していると思います。新株予約権の転換行使と合わせて、来期の増収増益はほぼ確実のはず。今回の上方修正でレシオは6.9倍から5.0倍に低下。来期EPSが300円前後となると予想すると、レシオ8~10倍で2400~3000円に上昇できると考えます。つまり18年高値3170円ないし14年上場来高値3398円に再挑戦できると考えます。目標株価Ⅰ【短期目標①1470~1500円(レシオ6倍)②1720~1750円(レシオ7倍・50週線)③1950~2000円(レシオ8倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2000円(レシオ8倍)②2230~2250円(レシオ9倍)③2500円(レシオ10倍)】とし、来期業績を確認して再設定する方針とします。増収増益なら最大目標を18年高値3170円の3000円前後に引き上げる予定としておきます。SP。