6309 巴工業(東1) 2374円 -20円

6309 巴工業(東1) 2374円 -20円

石井表記は減益発表で年初来安値を今日更新しましたが、同社の場合は今10月通期予想が前期並みとインパクトの薄い発表をしたのに、上に向かう動きを示しています。同社はフェローテック、レーザーテック、ホソカワミクロンなどと同じく世界で高いシェア及び競争力を持つ製品や技術を有する企業です。同社の場合は遠心分離技術や製品。半導体関連の世界フロントランナー企業が安値に沈んでいるのに、同社は半導体関連でないから上に向かう動きを見せたのだと思います。前10月通期は売上3%増423億円、営業益8%増23.7億円、経常5%増23.3億円、純益0%増15.1億円、一株純益151円で終了。少し減速はした模様ですが、第4四半期はそれでも営業益8.1億円。多分市場が前向きに評価したのは景気減速した8~10月期を営業益8億円獲得したことを評価したのだと思います。一株純資産は2793円。配当は前期も今期予定も47円。今期予想は売上443億円、営業益23億円、経常23億円、純益15億円、一株純益150円とわずかに減益ながらもほぼ前期並みの予想。余談ですが、石井表記の決算と同社を比べると違いがあるように見えません。つまり石井表記は決算発表を受けて下げる理由は希薄ということです。余談でした。セグメント状況は・・・・①機械製造販売→遠心分離関連製品。売上9%増111億円、営業益12%増5.3億円。②化学工業製品販売→自動車住宅建設用途向け材料販売好調で、香港とタイでも売上好調。1%増の311億円の売上で営業益は6%増の17.8億円。③感想→インパクト不足ながらも安定感は抜群です。財務は無借金企業ですから当然ながら文句なし。まずは一株純資産2800円前後を回復して当然だと考えます。すでに株価は8月年初高値2515円更新への動きです。今週高値は昨日の2411円で今日も2408円まであります。乱高下しながら這うように高値更新へと考え、値ブレに注意しながらこのまま静かに強気買いとします。10/19(第3四半期・概況/セグメント状況と感想・目標据置)9/13(深押しで目標修正)8/31(目標修正)7/15(這うように上場来3000円に)6/4(文句なしの第2四半期・概況・10月通期上方修正・セグメント状況・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①2400円(レシオ16倍)②2550円(レシオ17倍・8月年初来高値2515円)③2700円(レシオ18倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2700~2800円(今期EPS165円予想しレシオ17倍)②2900~3000円(今期EPS165円予想しレシオ18倍)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①2500~2550円(レシオ17倍・18年高値2515円)②2700円(レシオ18倍)③2850~2900円(レシオ19倍強・一株純資産)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2900~3000円(レシオ20倍・06年上場来高値3000円)】とします。SP。