6336 石井表記(東2) 804円 -11円

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第3四半期発表。会社の想定通りに進捗はしているもののあまり良くはありません。売上6%減87億円、営業益3%減8.9億円、経常5%減9.1億円、純益17%減7.0億円、一株純益87円で着地。通期予想の売上0%増129億円、営業益9%減11.4億円、経常13%減11.1億円、純益26%減8.9億円、一株純益110円に対しての進捗は上々で、通期予想は達成出来ると思います。ただ達成できても減益の着地。これではすぐさま強気買いというわけにみ行きません。第3四半期期間8~10月は売上27億円、営業益2.2億円、経常2.7億円、純益1.9億円。景気減速のこの時期に、低いとは言え確実に利益を出せたことはある意味立派といえるかもしれません。さて、今日のIRはこれではありません。受注に関するIR。中国から液晶パネルメーカー向けに同社のインクジェット装置と関連部品26億円の大口受注を獲得したと発表。ただし売上計上は来期とのことです。この点は文句なし。中国からの受注が回復し始めるかもしれません。セグメント状況は・・・・①電子機器部品製造装置→プリント基板分野は受注活動を強化して販売体制の再構築を行っている最中でまだ減収。しかし原価低減などで採算性は徐々に改善していると。液晶関連分野は液晶パネルメーカー向けのインクジェットコーターの大口受注に成功して売上計上順調とコメント。売上11%増33億円、営業益21%減5.0億円。②ディスプレイ及び電子部品→アミューズメント向けは減少。工作機械や産業用機械分野は半導体にけん引されて増収で着地。自動車向け印刷製品は減収。子会社は総じて好調。売上2%減54億円、営業益38%増3.8億円。③感想→まだまだ利益率も低く、それに売上も不安定。しかし、会社自身が言っているように採算性が改善して利益率は改善しています。そうなると後は受注が拡大するだけ。今後、受注が拡大すれば利益がⅤ字で拡大する可能性があります。今はそうなれるだけの収益構造に転換しつつあるということだと思います。上方修正期待の浮上には失敗したものの、受注獲得のニュースを好感して、買い場探しを継続。ただし株価はまだド底値。もしもう一段安するようなら、レシオ7倍770円割れの750円前後を強気買いとします。無反応なら反転サインの25週線894円及び13週線911円との910~900円で引けてから本格買い強気買いとします。いずれにしても、とにかく陽線の出現とその連続を確認してからの話です。9/14(目標修正)9/13(買い推奨再開・第2四半期と通期を上方修正・Ⅴ字回復の第2四半期・概況・セグメント状況と感想・第3四半期で増益予想に上方修正することを予想・目標再設定)1/9(買い停止・ここから売り場探し)12/21(慎重な投資姿勢継続・目標修正)12/14(文句なし第3四半期・概況・目標修正)9/14(1500円から売り場探し開始・目標修正)9/13(第2四半期・上方修正発表・概況・セグメント状況・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1200~1230円(レシオ11倍・50週線回復)②1320~1350円(レシオ12倍・週足完全陽転&雲上限)③1430~1450円(レシオ13倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1450円(今期純益10億円EPS120円予想しレシオ12倍)②1550円(今期純益10億円EPS120円予想しレシオ13倍)】は深押ししたので修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①990~1000円(レシオ9倍)②1080~1100円(レシオ10倍・50週線回復)③1200~1300円(レシオ12倍・週足最後の抵抗線)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1300~1350円(レシオ12倍)】とします。上方修正や来期の増収増益を確認できれば最大目標を18年高値1648円に向けて引き上げる予定とします。SP。