4331 T&Gニーズ(東1) 2127円 -100円
買い推奨開始。先の第2四半期はサプライズでした。売上5%増327億円、営業益3.3倍の22.8億円、経常4.2倍の20.9億円、純益13.4億円(前期は0.3億円)、一株純益103円。まさにサプライズでした。しかし、サプライズでも所詮はウェディング事業。成長分野ではないから、この業績拡大もここまでか、あるいは今後も安定的に推移するのかと見立てましたが、中身を見ると、ウェディング事業を強化して収益構造を好転させることに成功すると同時に、ホテル事業など周辺分野に参入して順調に成果を上げていました。つまり業態転換を開始して順調な成長拡大軌道に乗った可能性があるということです。今3月通期予想は売上3%増665億円、営業益36%増38億円、経常36%増34億円、純益57%増14億円、一株純益108円です。いかにウェディングシーズンが上期にあたるからと言っても、同社は周辺事業としてホテル事業や海外ウェディング事業を強化して、四半期での業績が凸凹する季節性の極力の排除に成功したはずです。前期は上期営業益6.8億円で通期営業益27.8億円です。これで行くと下期の方が厚くなっています。これはやはり海外でのウェディング事業などの効果であるはず。ならばです。前期でも下期の営業益は20億円強。今期も20~22億円くらいの営業益を下期に稼ぐと仮定すると、上期の22.8億円と合わせて営業益は45億円前後に上方修正することになると思います。ホテル事業などが健闘すれば50億円の夢では無いとは思いますが、成長分野(ホテル建設など)への投資を考えて、下期に計上と仮定すると40~45億円程度に上方修正すると考えておいた方がベストだと思います。今日は早々に資料を。(1)サマリー・・・・①国内ウェディング事業→婚礼受注組数は前期比4.9%増。既存事業強化のために施設リニューアルを5店舗実施(今期中に19店舗リニューアルする予定)。更にドレスなどの服飾品関連を内製化してコストの大幅圧縮に成功。インバウンド挙式の受注強化の展開したと。②ホテル事業→婚礼受注組数は前期比25.9%増の大幅増。独創性や創造性が評価されて、国内外のライフスタイル情報誌や経済誌にたびたび掲載(私が買い推奨を再開しようかと思ったきっかけも経済誌の同社社長のインタビュー記事でした)。オープンコミュニティ形成して多数のパブリックイベント開催。客室単価は52769円とハイレベルで、宿泊者の77%が外人。インバウンドの恩恵絶大。③海外リゾートウエディング事業→婚礼受注組数は前期比0.6%増。ハワイや台湾で受注増で、売上比では前期比5.0%増。プーケットに3拠点を同時オープンしたと。④感想→足元の業績及び受注及び成長戦略の進捗状況ともに文句なし。(2)増益要因・・・・①国内ウエディング事業→増益幅は8.7億円。要因はリニューアル効果で組数増加と内製化で大幅な収益性向上に成功したこと。②ホテル→開業の負担がなく2か月プラスで稼働。開業に向けて新規人材獲得は強化。先行投資負担はあってもそれでも増益幅は5.6億円。③海外リゾートウエディング→グアムでの受注は低調だったもののハワイや台湾などでリカバーして、増益幅は1.6億円。④感想→収益基礎となる利益が急回復したということは文句なし。安定的に収益確保しつづけることができる体質構造に変身できたということでしょう。やはり通期は上方修正を確実と認識しておいて良いと考えます。続きは成長戦略などを解説コメントします。このまま10月年初来高値2437円を更新して行くと考え、このまま静かに強気買いとしまう。目標は、目標株価Ⅰ【短期目標①2350円(今期純益17億円EPS131円予想しレシオ18倍)②2500円(今期純益17億円EPS131円予想しレシオ19倍・18年高値2437円更新)③2650~2700円(今期純益17億円EPS131円予想しレシオ20倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2700円(来期純益19億円自社株買い想定しEPS150円予想しレシオ18倍)②2850円(来期純益19億円自社株買い想定しEPS150円予想しレシオ19倍・13年高値2829円更新)③3000~3100円(来期純益19億円自社株買い想定しEPS150円予想しレシオ20倍強)】とします。四半期を確認しながら最大目標を徐々に引き上げて行く方針とします。SP。