日経平均 21106円 -113円

 日経平均 21106円 -113円

市場は弱気一色。反転する気配どころか、いまだに底の確認さえできずにいます。NY市場は前場で前日までの流れを受けて暴落したものの、引けにかけて戻して終えることに成功。まだ弱気が優勢ではあるものの、JPモルガンに続きゴールドマンサックスも米国株は下げ過ぎとの緊急レポートを昨日公表していました。JPモルガンは来年にはS&P500が高値更新にトライするとの強気のレポート(ただし変動率が大きいからヘッジをフルに活用しての勝負を)ですが、ゴールドマンサックス(GS)も今の市場は米国経済がゼロ成長と予想の上で株価が下げているとの解説で下げ過ぎとレポート。GSは来年米国経済は減速はするが2.5%成長は可能とのコメントを合わせて公表していました。少しづつ冷静な判断が市場に表れ始めているものの、まだそれが大きな反転につながるものにはないっていないということです。また今日の日本株は全米自動車業界が日本に為替条項などを要求したと報道を受けて地合いを更に悪化させていますが、どのような形で日米通商交渉が妥結するかはわかりませんが多少全米での自動車販売に支障がでるとは思うものの、大きな減収減益要因にはならないのではと考えます。それに、もし減産に成功して原油価格が上昇するようなら(ガソリン価格が上昇)、全米でも電気自動車など需要が喚起されて、日本車の優位性が復活することになるかもしれません。日経平均は21000円前後で落ち着こうとしているかもしれませんが、陽線を立ち上げてこないと買い手もあらわれませんから、まだ苦悩の時間を過ごすことになると思います。米国株のように引けにかけてじりじりと戻してくれるとありがたいのですがはたして。