6928 エノモト(東1) 896円 -32円
リードフレーム最大手の三井ハイテックが下方修正を発表したので、同社のリードフレームも低調かと最初は思いました。しかし、その三井ハイテックの第3四半期から判断すると、少しびっくりというより一安心。三井ハイテックは下方修正しましたが、低調なのは電子部品事業。前期セグメント益12.8億円から一転して1.9億円の赤字。赤字の理由は携帯電話向け半導体の在庫が積み上げたためで、車載向けは堅調だったとコメント。しかも、電子部品と違い車載や家電など向けの金型は絶好調。営業益8.1億円ですが、8~10月期(第3四半期期間)の営業益は3.5億円を稼ぎだしていました。すると、同社は金型とリードフレームを一体化した製品及びサービスの提供を行っているので、三井ハイテックの金型事業の好調さと車載電子部品の好調から考えて、三井ハイテックと違い第3四半期は堅調に着地できると判断しておいて良いと考えます。とは言ってもまずは日足の陽線の出現、そしてその連続。すべて思考はそれを確認してから。