4319 TAC(東1) 231円 -4円
年初来安値を更新して安値引け。レシオは7.7倍でPBRは0.7倍。ダイトーケミックスやエノモトなどと比較すると割安顕著さには見劣りするものの、資格取得教育分野においてはトップクラスの受講者数を誇るフロントランナー企業。また大手ライバルの存在も少なく、高いシェアから安定的収益構造を誇るビジネスモデルです。先の第2四半期は減益ではあったものの、収益の安定性が抜群ですから、レシオ等で見劣りしても十分に割安顕著のはずです。しかも、同社の出版事業が好調。当初は旅行情報誌などの新分野の新刊の発売が好調なのかと思っていましたが、出版事業が好調なのは電験三種などの資格取得関連本の売上が好調のためです。同社の電験三種関連新刊は、入門書・理論・電力・機械・放棄の5分野すべてで販売数トップを記録しています。またこの電験三種は就職や転職にとても有利な国家資格で、17年の受験者申込数は6万5千人後で、受験者数は4万5千人強。しかも合格率はたったの8%前後という難関。この電験三種の受講者講座の開設は早々に業績寄与となれるはずです。その手始めに同社の試験対策書籍の売上がトップということは、受講者獲得も試験書籍同様に好調だと考えてよいはずです。陽線出現とその連続。日足の陽線連続し始めれば、11月高値271円を早めに抜いて強い反転すぐさま移行することができると考えます。