6638 ミマキエンジ(東1) 929円 +9円

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第2四半期資料を。(1)ハイライト・・・・売上5.1%増264億円、営業益35.9%増15.2億円、経常22.1%増12.2億円、純益16%減の7.6億円。純益は減益ですが、それは前期と比較して特益などの特殊要因のせいですから、文句なしの第2四半期。しかも抜群の安定。第1四半期4~6月は7.8億円の営業益、第2四半期7~9月は7.3億円の営業益。前期第4四半期1~3月に9.9億円の営業益はあるものの、3か月安定して7億円以上は立派。下期も3か月7~8億円の営業益は稼ぎ出すことができる収支構造ということでしょう。またそれを支えてういるのは地道なコスト管理能力です。前期比との営業益増減要因を見ると、為替の影響で2.4億円のマイナス影響を受けながら、また人件費が3億円増加して販売管理費が5.1億円も増加しながら、増収効果7.4億円増益と売上原価抑制で4.2億円増益を生み出して、大幅増益に成功しています。下期もこのコスト管理能力が生かされて好調に着地できると考えます。(2)エリア別売上・・・・日本は前期の66億円から65億円とほぼ横ばい。北米は35億円から40億円に拡大、欧州は72億円から80億円に拡大、アジア・オセアニアは44億円から45億円に拡大。文句なしに順調な売上増。しかも国内は即位の大礼やオリンピック開催などを控えて、広告向け印刷機器の需要増が大いに期待できます。ならば、今期のみならず来期も増収増益を予想しておいて良いはずです。(3)通期・・・・売上6%増27.5億円、営業益0.7%増27.5億円、経常1.7%増24億円、純益0.9%増18.5億円。下期も上期同様に14~16億円の営業益を確保すると考えると、通期は3億円前後の営業益になるはず。前期から大幅増益に上方修正するものと予想しておいて良いでしょう。早ければ第3四半期で上方修正を発表するかもしれません。それに減益の要因を過大に見積もり過ぎです。為替の影響で10.7億円の減益要因としていますが、前期で2.4億円の影響しかないのですから、下期も3億円前後のはず。ならば為替の減益要因は半分の5億円程度を予想。これで5億円の上方修正要因に。また販売管理費を17.7億円の減益要因と計算していますが、これも少し過大な数字の模様。15~16億円くらいを予想して1~2億円の上方修正要因。合計で6~7億円の上方修正要因。すると営業益は30億円を超える上方修正になるかもしれません。(4)設備投資、減価償却、開発投資・・・・前期は設備投資20.2億円で減価償却費が16億円、今期は設備投資29.5億円、減価償却費が18.2億円予定。研究開発投資は前期が40億円で今期は44億円。この研究開発や減価償却費用などから考えても、今期の上方修正要因6~7億円から、減価償却費2億円増加分を差し引くと4~5億円の上方修正要因に。するとやっぱりそれでも30億円ちょいに通期営業益は上方修正する可能性を大と考えます。また、同社もダイトーケミックス、テラプローブ、エノモト、鈴木などと同じように、今期で設備投資のヤマ場を通過する模様ですから、来期からは減価償却費用が減少すると思います。この点からは来期増収増益を確実視して良いものと考えます。200日線933円、25日線936円を回復しようとしています。来週からは新規もナンピンも心もち強気で買い場探し開始とし、50週線962円と25週線985円とのレンジで引けてから強気買いとします。25週線回復の1000円から心おきなく強気買いとします。11/13(積極買い推奨再開・第2四半期上方修正・概況/経営成績に関する説明・目標再設定)10/31(第2四半期上方修正・しかし上値は売り場探し・押してこそ強気買い・目標修正)9/25(目標修正)9/13(アルファデザインを完全子会社化)8/30(目標修正)8/19(目標修正)8/10(スタートダッシュに成功第1四半期・概況・上方修正期待浮上・経営成績に関する説明/4つの戦略的新製品・目標修正)7/23(第1四半期は上々を予想・北米の売上は74億円で地域別最小)6/4(目標修正)6/1(目標修正)5/31(資料注目点/エリア別売上予想から今期好調を予想)5/24(いちよし証券目標株価1450円・決算概況/経営成績概況/セグメント状況・目標修正)4/12(買い推奨開始・前期を上方修正・目標設定)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1000~1050円(レシオ17倍)②1170~1200円(レシオ20倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1200~1250円(レシオ20倍・18年高値1288円)】。上方修正や来期増収増益を確認すれば最大目標の引き上げも含めて再設定します。SP。