日経平均 22386円 +209円

 日経平均 22386円 +209円

FRBのパウエル議長が早期の利上げ打ち止めの可能性を示唆したためにNY市場が大幅高。これを受けて日経平均も高いものの出来高はまだイマイチで、指数先行で上げている感が強いと思います。大半の投資家はやはり週末の米中首脳会談の行方を確認してから、重い腰をゆっくりと上げて来ると思います。ただ、やっぱり、例え指数先行とは言え、大幅安するよりは上げてくれた方が投資家は安心もしますし、投資マインドを温めてくれます。米中首脳会談が可もなく不可もなく終えてくれることを今はひとえに願っています。ところで、三菱だったか野村だったか忘れましたが、著名なテクニカルアナリストの方が年初高値24448円を更新するようなことになると、日本株は中長期的な上げ相場に完全に突入したことになるとの内容の記事を目にしました。私もそう思っています。さてならば年初来高値を更新することがとても重要ですが、年初来高値を更新するのは私は第3四半期発表後から通期発表の2~5月ではないかと考えています。その更新後に東京オリンピック開催に向けて上げて行き(消費税引き上げで足踏み状態はしても崩れることなく)、その後もまだしばらくはちまちま上昇して行くものと考えています。また日本株をけん引するのはアジア特に中国と考えています。中国経済が緩やかな拡大を続けて、米国経済に肉薄するようになるような状況が、日本株の上昇の原動力となると思います。つまり、どこかで日本株は米国株の連動から離別して、中国株の上昇相場に連動するような上げを見せて行く場面が訪れると考えています。ただまだまだ先の先のことですが。ならば、年初来高値に向かう最強の抵抗線50週線2248円、25週線22552円、13週線22600円を回復することが、中長期的強気買いが呼び起こされるシグナルと考えます。23000円前後を回復してくれば、短期資金だけでなく重い腰の中長期資金も市場に回帰し始めて来ると考えています。