6728 アルバック(東1) 4190円 +65円
同社も4200~4000円の中段の持ち合いを延々と続けましたが、やっと再騰開始の気配。4200円以上で引ければ再騰開始と考え強気買い開始とします。一応今日で日足のすべての抵抗線を払い終えています。明日以降陽線を連続すると25週線(4140円)と決別サイン。強い反転サインが点灯。50週線5250円回復を目指すものと考えます。11/12(減益ながらもまずまずの第1四半期・概況/経営成績に関する説明&セグメント状況と感想・目標修正)9/21(半導体関連の受注は底堅い模様・カバレッジ紹介/ゴールドマンサックス証券目標株価7100円)8/30(買い推奨開始・今6月通期は4期連続の最高益更新予定・前期経営成績の概況/セグメント状況と感想・目標設定・中期経営計画数値目標変更・野村証券目標株価7304円・マッコリー証券目標株価6800円)。目標株価Ⅰ【短期目標①4600~4700円(レシオ9倍・8月高値4680円)②5000~5100円(レシオ10倍)③5700円(レシオ11倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①5700円(レシオ11倍)②6000~6200円(レシオ12倍・週足完全陽転)③6700円(レシオ13倍)】。四半期好調を確認しながら徐々に17年高値8930円に向けて最大目標引き上げて行く方針。SP。今日は第1四半期説明会の際の質疑応答を紹介します。(1)第1四半期は会社計画通りだったのか?・・・・受注は前期からずれ込んだ中国向けの大型TV向けLCD製造装置の大口受注が決まり、その他も概ね想定通り。売上も想定通りで、利益は少し弱含みの感じはするものの全体的に問題なしと会社はコメント。(2)受注面で特筆するようなことは?・・・・大手ロジックラインにおける最先端微細化工程のスパッタリング装置の受注が実現できたことは、今後、半導体分野のメモリとロジックの両輪の成長を目指すことができる入口切符を手に入れたものと思われ、同社の今後の成長にとってとても意義深いとコメント。(3)FPDの受注高は?・・・・第1四半期でのFPD関連424億円の受注のうちLCDが7割弱(大型はそのうち95%以上)、OLEDが2割弱、その他が1割強とコメント。(4)半導体電子部品の受注高は?・・・・第1四半期113億円の受注のうち、メモリ4割弱、ロジック1割弱、電子部品が2割強、パワー半導体2割強、LEDが1割弱で、実装が数%とコメント。とても良いバランス。(5)コンポーネント関連の他社が苦戦しているのになぜ同社は健闘しているのか?・・・・電子部品や真空ポンプ、各種ポンプ、電源、計測器など幅広い製品が第1四半期に集中してくれたからとコメント。(6)年間予想の変更はないか?・・・・特になし。(7)次世代不揮発性メモリの受注見込みは?・・・・昨年に新ライン創設に投資を集中したものの、想定通りすぐにまとまった投資にはならないので受注は少し低めを予想しているとコメント。(8)FPD製造装置市場は中国での旺盛な設備投資で供給過剰の心配は?・・・・大型TV向けLCD製造装置は中国メーカーの今後の投資計画に変更はないとすでに聞いており、スマホ向けOLED製造装置も韓国メーカーは抑制的ながら中国メーカーは同じく投資計画に変更なしと確認したと。(9)韓国半導体メーカーのDRAM投資延期の影響は?・・・・すでに期初の時点で今期の受注低下を織り込んで想定済み。またメモリの受注減をロジックがカバーして増収を確保できる見通しとコメント。(10)感想・・・・会社は今後の受注に関して、過度に強気なわけでもなく、普通に前期比増で今期を通期できるという強い自信は感じ取れました。売上2%増2550億円、営業益3%増365億円、経常1%増375億円、純益29%減255億円、一株純益517円の達成は確実と判断してよいでしょう。第2四半期以降米中貿易摩擦が緩和されれば上方修正期待も浮上できると思います。