7552 ハピネット(東1) 1594円 +34円
第2四半期の資料を。(1)業績概況・・・・売上23%増1045億円、営業益9%増19.2億円、経常12.9%増18.5億円、純益5%増11.0億円。地味ながらも文句なしです。元来この7~9月期は閑散期。しかも国内消費は低調でマイナス成長でした。その中にあって増益着地したことは同社の収益構造の強靭さの表れと、この地味な数字を大いに評価すべきでしょう。(2)玩具事業・・・・バンダイの仮面ライダーシリーズなど一連の商品が堅調できて売上は前期比並みを確保。利益はオリジナル玩具の評価損の計上のために減益。売上317億円(前期312億円)、セグメント益は8.0億円(前期8.9億円)。しかしなかなか優秀です。第2四半期における処分額は3.1億円と14年度以降の第2四半期比較で最低(最高は14年度第2四半期の6.3億円)。在庫はほぼ例年通りの34億円。在庫の回転率は15年度と同じ19.8と上々の回転率です。つまり在庫管理が徹底しており、コスト管理能力が秀逸でありことを証明しています。減益でも大いに評価できます。(3)映像音楽事業・・・・星光堂の買収が大成功。本当ならシナジーの発露は来年以降のはずですが、上記に記載のとおり、同社のコスト管理能力が秀逸であるために星光堂にそれを導入して早々と効果が出始めているのだと思います。売上428億円(前期189億円)、セグメント益は7.5億円(前期3.1億円)。しかも在庫の処分額は428億円も売上ているのにたった0.8億円。在庫は35億円で在庫回転数は25.4.回転率は高めながら、徐々に低下して来るはず。低下とともに利益率が上昇するはずです。来年度増収増益を確実視して良いでしょう。(4)ビデオゲーム事業・・・・ニンテンドースイッチ関連は堅調ではあるものの、今期は新作販売前の端境期であるためにヒット作もなく低調。売上201億円(前期248億円)、セグメント益は2.1億円(前期4.0億円)。在庫処分額はゼロ。在庫は5億円。回転率は88.3。新製品や新作ゲームソフト販売がこれからと考えると、これで十分。しかも来年はニンテンドースイッチの新機種が発売となります。今期も増収増益で最高益更新で、来期も連続最高益更新になるものと予想しておいて問題なしということです。(5)アミューズメント事業・・・・カードゲームは低調。しかしカプセル玩具など堅調。売上98億円(前期98億円)、セグメント益7.6億円(前期7.6億円)。在庫関連も低水準。安定的に推移し続けています。上々です。利益率も文句なし。(6)下期期待の商材等・・・・①仮面ライダージオウ変身ベルト。②たまごっちみーつ。③エアロノヴァ。④ポケモン関連のカードゲーム。⑤オリジナル玩具ハグミンシリーズ。⑥英国発老舗玩具店「ハムリーズ」が横浜・博多に開店。⑦共同出資映画2作品公開し、テレビアニメも1月から放映。⑧ゲームバラエティをはじめパッケージ作品8作品を発売予定。⑨期待のニンテンドースイッチのポケモン関連デバイス11月から販売。⑩期待のスーパーマリオシリーズゲームソフト10月販売。⑪任天堂の大ヒットゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズスペシャル」12月から販売。⑫プレステクラッシュ12月から販売。⑬プレステ4向けの3作品ゲームソフトが11月と1月に発売。⑭カプセル玩具も多数新作を投入予定。しかもカプセル玩具ガチャポンを訪日外国人向け施設や鉄道駅構内、商業施設空きスペースに大挙して設置を拡大中。・・・・下期の業績拡大に向けて死角なし。(7)通期・・・・売上16%増の2300億円、営業益4%増50億円、経常2%増48億円、純益20%減32億円、一株利益146円は文句なしに達成することになるでしょう。第3四半期の着地次第では上方修正期待が浮上すると予想しています。また、21年3月期数値目標(中期経営計画の)売上2300億円、営業益58億円、経常56億円、は21年3月期を待つまでもなく、来期(20年3月期)に一年前倒しで達成するものと予想しています。すべての抵抗線も移動平均線も1600~1800円に集中しています。ゆえに1800円回復が心おきなく強気買いするポイントであることは明白です。その前のボトム離脱&反転サインはどこにするかと考えるとボトム離脱は25週線1645円回復の1650円、反転サインは50週線1680円回復ではと予想し、1650円から心もち強気で買い場探し再開。50週線回復の1700円から強気買いとし、1800円回復で心おきなく強気買いへ移行するものとします。11/14(平凡ながら上々の第2四半期・概況/セグメント状況と感想・目標修正)10/13(ブロッコリー好決算発表)10/9(ニュースリリース)10/4(ニュースリリース・ニンテンドースイッチ新製品来年発売予定)9/28(第2四半期上方修正発表・材料出尽くしで下げる可能性も・目標修正)9/27(任天堂とソニープレステ)9/20(目標修正)9/4(ニュースリリースとIRイベント参加)8/31(バンダイナムコが『エアロノヴァ』発売)8/20(ニュースリリース/リアルタイムダンジョンRPGゲーム全世界配信)8/11(目標修正)8/9(文句なしの第1四半期・第2四半期及び通期上方修正期待が浮上・概況・セグメントと感想・目標修正)7/31(利益の集中は第3四半期に期待大)7/14(持ち分子会社ブロッコリー好決算発表)7/12(東海東京証券が強気継続で目標株価2750円に引き上げ)6/27(PBRは0.9倍でレシオ9.4倍・フィスコ社のレポート/要約&事業の立ち位置と感想/国内で圧倒的市場シェア複数)6/18(ニンテンドースイッチゲームソフト投入秋以降・パッケージ売りで下げたと予想・ニュースリリース紹介)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1750~1800円(レシオ12倍・週足完全陽転)②1950円(レシオ13倍・最後の抵抗線)③2100~2200円(レシオ14倍強・18年高値2210円・17年高値2234円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2200~2250円(今期純益35億円EPS160円予想しレシオ14倍)②2400円(今期純益35億円EPS160円予想しレシオ15倍・14年高値2371円)】は少し強気に戻して、目標株価Ⅰ【短期目標①1750~1800円(レシオ12倍・50週線回復)②1900~1950円(レシオ13倍強)③2100~2200円(レシオ15倍・18年高値2210円・17年高値2234円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2200円(来期純益37億円EPS170円予想しレシオ13倍)②2350~2400円(来期純益37億円EPS170円予想しレシオ14倍)③2550~2600円(来期純益37億円EPS170円予想しレシオ15倍)】とします。SP。