6513 オリジン電気(東1) 1881円 +24円
買い推奨開始。電源機器の開発製造の大手企業。TOREXや三社電機をはじめ、本来はnmsなども電源関連企業の業績は、米中貿易摩擦があったとしても安定的に好調であるはずです。ビッグデータ普及によるデータセンターなどの需要増や次世代通信の普及、IoT機器の普及などなど、様々な製品に電源機器の採用が拡大するはずです。その点において昨日コメントのADプラズマと同社は電源機器関連の本命株と考えており、大穴株としてTOREXとnmsを想定しています。それはそれとして、薄商いのまま這うように11/9大商い高値2064円抜けに向かい始めたかもしれません。心もち強気で買い場探し開始。明日以降に11/13のマド1943円を埋めて引けて、それでなお週末の米中首脳会談を無事に通過できれば、その時点で強気買い。11月高値2064円を抜き切れば、心おきなく強気買いに。第2四半期は売上32%増210億円、営業益2.8倍の18.4億円、経常2.9倍の19.7億円、純益13.3億円(前期は赤字)、一株利益200円。通期予想は売上20%増400億円、営業益64%増30億円、経常57%増30億円、純益2.3倍の20億円、一株利益301円。しかし、第2四半期時点の営業利益率は8.5%。これを通期に当てはめると、通期の営業益経常益は34億円くらいになると予想。つまり、第3四半期以降に上方修正する可能性を大と予想。わずかながらですが。この先はすでに資料が公開されていますから、第2四半期決算資料を紹介します。(1)今期重点戦略(新規分野開拓)・・・・①エレクトロニクス事業→スマートエネルギー向け蓄電システムなどの開発。エノモトと同じです。エノモトが実用化に向けて開発中の固定燃料電池向けセパレータと同じで、同社も社会の仕組みを変えるようなら蓄電システムの開発を開始しているということです。②メカトロニクス事業→車載及び産業向け、あるいはLED及びパワーデバイス向けの次世代型接合装置や溶接装置の開発。③ケミカル事業→産業機器向けに放熱塗料を、情報家電光学向けには速硬化塗料を開発。④コンポーネント事業→車載家電向けには小型高トリクリミッタなど、産業機器向けにはSiCモジュールなどを開発。次の成長への種まきも十分です。(2)設備投資と減価償却費用・・・・今上期の設備投資は8.5億円で減価償却費用は5.5億円。前期や前々期比と比較すると増加しているものの、ダイトーケミックスなどと比較して売上に対して相当数の規模でもないので問題なし。ただし、今後攻めの経営に転じる可能性があるので(新工場建設など)先行費用は注意が必要かもしれませんが、減価償却費用の増加の心配はないと思います。各セグメントなどの詳細は次回に紹介します。最後にバランスシートを。主な資産項目は、現金が70億円、有形固定資産が113億円、株券が53億円。主な負債項目は短期借入金が45億円、長期借入金が19億円。実質無借金で財務は強固。しかも売掛金は期末の96億円から139億円に拡大。下期も大幅な増収増益が期待できると言うことです。一株純資産は3500円。文句なしに割安顕著です。2100~2200円の週足最後の抵抗線を抜けば一株純資産3500円ないし08年高値3440円に向けて上昇することになるでしょう。11月高値2064円を抜いて引けてくれ場、心おきなく強気買いへ転換して良いはずです。目標株価は、目標株価Ⅰ【短期目標①2100~2200円(レシオ7倍強・最後の抵抗線)②2400円(レシオ8倍)③2700~2800円(レシオ9倍強・18年高値2600円更新・15年高値2790円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2800~3000円(レシオ10倍)②3300円(レシオ11倍)③3500~3600円(レシオ12倍・一株純資産3500円・08年高値3440円更新)】とします。SP。