3254 プレサンス(東1) 1416円 +59円
75日線1442円を抜くとミニミニボトム離脱。1450円以上で引け始めてからゆっくりと本格買い開始するようにして下さい。強気買いは週足の陽転1550円回復か25週線回復(1500~1520円)のいずれかを予定しています。同社の強みは不動産企業でありながら手持ち資金だけで事業を運営しようと思えば可能な強靭な財務内容です。また同社は11/9に、スルガ銀行に端を発した不動産事業者への金融機関の融資規制の動きの影響に関して、影響はほぼ皆無とコメントしています。当然です。金融機関から新規も融資を受ける必要もなく、手持ち資金で不動産開発事業を展開できるほどなのですから。第2四半期のハイライト資料を紹介。(1)要約・・・・第2四半期は売上83%増1213億円、営業益2.3倍の257億円、経常2.3倍の255億円、純益2.4倍の174億円で着地。好調な販売を受けて業績予想通りに進捗中とコメント。しかし、すでに営業益から純益まで通期予想の245億円、236億円、161億円を超過しています。売上の進捗率が79%と高水準ではあっても下期赤字になることもないはずですから、通期は上方修正するものと考えておいて良いはずです。(2)マンション販売事業における主要製品別実績・・・・①ワンルームマンション→販売戸数は1638戸、売上297億円。通期予想は419億円ですでに進捗率は71%。予定通りに引き渡しを完了と。利益率が高くなっている可能性。②ファミリーマンション→販売戸数1639戸、売上619億円。通期予想740億円に対しての進捗率は83%。やはり利益率が想定より上昇した可能性。③一棟販売→戸数は503戸、売上73億円。前期比減少したものの予定通り。それに利益率が低いので、減収減益は気にすることなし。④ホテル販売→980戸で売上176億円。こちらは通期予定の154億円の売上を超過しています。来期の引き渡し予定分まで販売中。ファミリーマンションとともに来年分の販売予定のものを前倒しで販売し、上方修正に至る可能性が大と考えます。(3)棚卸資産の状況・・・・マンション事業土地代金の合計は1342億円で戸数に換算して21047戸分を第2四半期時点で取得済み。ワンルームマンション分は433億円で9159戸分→これは今後約3年分の売上に相当する用地を取得済みとのこと。ファミリーマンション分は669億円で7312戸分を取得→これは今後3年分の売上に相当する用地分を取得済み。一棟販売分は→134億円で3116戸分。2021年3月期売上分まで取得済み。ホテル販売分は→104億円で1460戸分を取得し、2021年3月期売上予定分を取得済み。もう文句のつけようもなし。今後3年分の売上を確保するだけの土地をすでに取得し終えていることになります。(4)受注状況・・・・①ワンルームマンション→受注残高は1439戸で279億円。このうち今期中の引き渡し予定は614戸で112億円、来期以降の引き渡し予定は825戸で166億円。②ファミリーマンション→受注残高は1441戸523億円。今期中引き渡し予定は281戸、97億円で、来期以降引き渡し予定は1160戸で425億円。③一棟販売→受注残高は1448戸で203億円。今期中引き渡し予定は376戸で50億円、来期以降引き渡し予定は1072戸で153億円。④ホテル販売→受注残高は694戸で190億円。これはすべて来期以降引き渡し予定。これで言えることは、来期も増収増益で成長拡大を継続するということ。これでいまだにボトムなのですから、一体以上はどこを見ているのか不思議でなりません。(5)感想・・・・非の打ち所がない第2四半期の内容といえると思います。18年上場来1871円を更新してレシオ8~10倍の2000~2600円に向かうことがでいるはずです。11/7(買い推奨開始・文句なしの第2四半期・通期上方修正の可能性大・セグメント状況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①1550~1600円(レシオ6倍・50週線)②1800~1850円(レシオ7倍・18年8月上場来高値1871円)③2000~2100円(レシオ8倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2100~2300円(レシオ9倍)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1550~1600円(レシオ6倍・50週線)②1820~1850円(レシオ7倍・18年8月上場来高値1871円)③2050~2100円(レシオ8倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2100円(レシオ8倍)②2300~2350円(レシオ9倍)③2500~2600円(レシオ10倍)】とします。来期予想を確認後に微修正したいと思います。SP。