6859 エスペック(東1) 1994円 +44円

6859 エスペック(東1) 1994円 +44円

25週線2085円、11月高値2100円を抜き強い上げサイン点灯させる動きに。しかしまだ心もち強気買い程度。週末の米中首脳会談を無事通過して2100円を抜いていることを確認してから心おきなく強気買いへ。第2四半期資料を。(1)会社概要・・・・創業1947年。社員数1519名。事業内容は、環境試験器・エナジーデバイス装置・半導体関連装置・植物工場の製造販売などなど。環境試験器のシェアは世界30%以上で、国内は60%以上で、世界のトップメーカーです。(2)グローバルネットワーク・・・・連結子会社は海外7社で国内3社の合計10社。海外ネットワークは45か国33社。国内拠点は25カ所で国内代理店は46社。(3)装置事業トピック・・・・①自動車の電動化自動化の技術開発を背景にして需要拡大に対応するために、恒温恒湿室の生産能力を1.6倍に増強して10/15から稼働を開始した。②欧州の厳格な環境規制に対応するためにハイパワー恒温恒湿器の急速温度変化タイプを開発して販売開始し製品の拡充を行った。③通算28件目のグッドデザイン賞を受賞したと。受賞製品は高度加速寿命試験装置。(4)第2四半期概況・・・・受注高は装置事業が想定を上回る増加。売上及び利益受注高は前期比では増ながら会社想定は長納期案件のため下回る。受注高は前期比8%増の246億円、売上3.8%増の190億円、営業益2.1%増の16.5億円、経常2.4%増の17.3億円、純益9.0%増の12.7億円。期初からは下方修正でも受注が消えたわけではありません。売上利益計上の時期が少し長めになっただけ。しかも前期比増益ですから文句なし。(5)装置事業セグメント・・・・環境試験器は受注売上ともに前期比増。ただし、期初の計画からは売上だけ減少。案件計上が長期化しているから。エナジーデバイス装置は受注は好調でもやはり売上が案件の長期化から減少。しかし。電気自動車の普及で、Tスマートとともに対応製品は絶好調と予想。二次電池評価装置や燃料電池評価装置など受注は好調と。半導体関連装置は競争力が高く無いから売上受注ともに減少。受注高は前期比8.5%増の208億円、売上1.9%増156億円、営業益10.1%減の14.5億円。減益ながらも受注は堅調ですから合格点。(6)サービス事業セグメント・・・・高い製品シェアですから安定的なストックフィー事業のはず。受注高前期比5.8%増の32億円、売上13.1%増20億円、営業益2.2倍の2.8億円。文句なし。(7)その他セグメント・・・・環境保全及び植物育成装置など。受注高は6億円で売上4億円で営業益は0.8億円赤字。まだ利益貢献は先。(7)感想・・・・米中貿易摩擦などの影響で受注から売上計上に至るまで少し長期化はしていますが、世界経済が安定してくれば、加速度的に納品や売上利益計上が回復するはず。同社の環境試験器とエナジーデバイス装置は今後急速に受注増となるはずで、それに伴いアフターサービスも拡大するはずです。来期の安定的な増収増益になろうと予想しておいて良いはずです。決算資料の内容はほぼ満点と評価します。10/29(買い推奨開始・上々の第2四半期・概況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①2000円(レシオ13倍)②2150~2200円(レシオ14倍・25週線回復)③2350~2450円(50週線・レシオ15倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2450~2500円(レシオ16倍)】は受注は好調ゆえに少し修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①2000円(レシオ13倍)②2150~2200円(レシオ14倍強)③2350~2400円(レシオ15倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2400~2500円(来期純益38億円EPS166円予想しレシオ15倍)②2650~2700円(来期純益38億円EPS166円予想しレシオ17倍)】とし、来期を確認後に再設定することとします。想定以上の増収増益なら最大目標を18年高値31④⑤円前後に引き上げる予定とします。SP。