6668 ADプラズマ(東2) 1012円 +18円
年初来安値は先週の953円。いまだにど底値で這いずり回っています。ボトム離脱は13週線1150円回復から。しかも同社も場合は、週足お連続陽線で1150円を回復し終えることが重要。故に本来なら今日早々決算紹介することもないものの、早めに解説紹介しておきます。同社はニューフレアなどと同じくモメンタム株です。売上88億円に対して時価総額は86億円。成長期待に裏打ちされています。しかし、モメンタム株ではあってもニューフレアなどとともにレシオは割安。今は6.2倍に過ぎません。モメンタム株ではあっても投資尺度の上で考えれば、十分に強気買いできるということです。投資できないモメンタム株とは、成長期待だけで赤字の企業であったり、黒字でも成長を金科玉条の錦の御旗に見立ててレシオ30倍40倍以上にまで買い進んでいる株。モメンタム株であっても強気買いできる、いや強気買いすべき株もたくさんあるということです。その一つ。ちなみに今8月通期予想で3期連続の最高益更新の予定です。8月通期資料を。(1)8月通期業績概要・・・・売上12.8億円増の84億円、営業益3.4億円増の18.2億円、経常3.3億円増の18.4億円、純益1.6億円増の13億円。2期連続最高益更新。(2)半導体液晶関連事業・・・・売上74億円(前期比約11億円増)、営業益17.8億円(前期比2億円増)。(3)研究機関大学関連事業・・・・売上10.1億円、営業益0.4億円。4期ぶりに黒字化に成功。(4)研究開発費用・・・・前期は4.1億円。(5)今期予想・・・・売上88億円、営業益20.2億円、経常20億円、純益14億円、一株純益163円。とてもリアル。半導体液晶関連事業は、半導体装置の需要旺盛であるために増収を予定。ただし、海外生産拡大のために経費増を予定。研究機関大学関連は、ビッグサイエンス受注は減少するものの、新分野の直流電源市場での受注拡大を念頭において売上は安定的。また今期は海外コストの削減抑制やスパッタやセンサー市場での新規開拓に取り組むとのこと。電源関連の同社の業績は安定的に拡大するものの考えておいて良いでしょう。(6)今後の戦略・・・・①電源関連の主力製品であるTXシリーズやTSシリーズの海外生産を倍増し、設計改良や高性能化を図る予定。そのためにベトナムに自社工場を建設中。8月に完成の予定。業績拡大や利益率の目を見張る拡大は来期からの予定となります。②非接触で局所殺菌を可能にして創傷の感染症治療やバイオフィルム殺菌に効果のあるステリプラスの小型化軽量化に成功して発表。すでにドイツやパリ、ミラノ、ニューヨークなど海外で有効性示す臨床報告の数々で高い評価。戦略製品になるでしょう。③大型開発施設向けのバイポーラ電源を開発。ラインナップを拡大して量産化し、新たな収益源に育成する予定。④粒子線がん治療施設向けのIDX電源。最先端がん治療である粒子線がん治療施設には同社の電源機器が採用されているそうです。現在重粒子線は6か所、陽子線は17か所の治療施設。今後47都道府県すべてに1つの施設を設置する構想があるのこと。同社への電源ニーズはこれからも拡大するということ。(7)感想・・・・爆発的な業績拡大となるかはまだ不明ながら確実に3期連続の最高益更新は遂行するものと考えて良いでしょう。地味ながらも申し分ない決算資料内容でした。1150円を回復する動き(陽線の連続)を確認すればゆっくりと強気で買い場探しを開始して下さい。10/31(深押しで目標修正)。10/17(ベトナム新工場建設投資規模拡大)10/13(買い推奨開始・銘柄紹介・8月通期・概況/経営成績に関する説明&セグメント状況・3期連続最高益更新予定・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①1300~1350円(レシオ8倍)②1500円(レシオ9倍・週足陽転・25週線回復)③1650~1700円(レシオ10倍強・50週線回復)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1700~1800円(レシオ11倍)②1950~2000円(レシオ12倍・週足最後の抵抗線)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1300~1340円(レシオ8倍・25週線回復)②1470~1500円(レシオ9倍・週足陽転)③1650円(レシオ10倍・50週線回復)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1650~1700円(レシオ10倍強)②1800円(レシオ11倍)③1950~2000円(レシオ12倍)】とします。来期以降の業績拡大を確信できれば最大目標を18年高値2349円ないしそれ以上に引き上げる予定とします。SP。