6328 荏原実業(東1) 1883円 +6円
たった2千株の商いしかないものの、今日は全般にど閑散ですから。今日は同社の第3四半期をおさらい。経営成績に関する説明を読むと・・・・事業戦略の紹介として、①環境関連→既存製品の競争力強化やメンテナンスサービスの拡充でアフターマーケットの獲得強化、新製品や新技術の継続的な注力をうたっています。②水処理関連→西日本への本格的進出や防災需要への対応強化、選別受注とコスト管理の徹底での総利益率の向上に取り組むと。③風水力冷熱機器等関連→都市開発とオリンピック開催に向けてアプローチ継続し、多様化ニーズにこたえた新製品の開発を行うと。地道。しかし、安定的受注と採算性重視のビジネスモデルを構築して、安定的かつ継続的業績拡大を確実にしたような自信にあふれた会社コメントでした。受注高は採算性重視で選別受注を行い19%減182億円、売上は11%増216億円、営業益31%増18.2億円、経常29%増19億円、純益22%増13.3億円。次にセグメント状況は・・・・①環境関連→水処理プラントの受注高は前期比増、計測・脱臭・省エネブロワ部門は受注減。セグメントの受注高は12%減の41億円、売上3%増38億円、セグメント益81%増6.4億円。②水処理関連→上下水道の設計成功などの受注高は、公共案件の発注が前年に比べて遅れているために36%減の66億円。ただこれは公的部門の予算の執行が遅れているからだけと思うので期末か来年はじめには回復すると思います。売上は22%増の106億円、セグメント益34%増11.9億円。③風水力冷熱機器等関連→首都圏の開発案件を中心に堅調でしたがここにきて足踏みとのこと。受注高は0.8%減の74億円、売上3%増71億円、セグメント益は26%減4.9億円。④感想→受注高の状況に一服感はあるものの抜群の収益安定性。更に採算性を重視して選別受注を行っていると思うので、過剰に受注高の減少を気にすることもないと考えます。十分に合格点のセグメント内容です。最後に受注状況は・・・・全受注高は182億円で前期比20%減。受注残高は175億円で前期比6.7%減。公的部門の受注がこれから回復して、首都圏関連もオリンピック開催に向けてラストスパートとなるから増加に転じることでしょう。受注状況はまずまずととらえておいて良いと思います。株価は1900~1800円の底値に張り付いたまま。これではまだ本格買い無理。11/2大商い1982円を抜き2000円回復してから、ゆっくりと新規もナンピン買い場探し開始。13週線2036円回復の2050円から強気買いとします。11/3(買い推奨再開・上々の第3四半期・12月通期は上振れの可能性も・概況/セグメント状況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①2200~2250円(レシオ10倍・25週線50週線回復)②2400~2450円(レシオ11倍・18年高値2480円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2450~2500円(レシオ11倍強)②2650~2700円(レシオ12倍)】。受注残が拡大を確認すれば強気に再設定。SP。同社も他の株と同じように反転開始と安心できれば先の第2四半期資料でも紹介します。