4319 TAC(東1) 254円 +6円
今日強がっている理由は不明ですが、電験三種の新規開設講座の状況を好感しているのかもしれません。19日に同社が、8月から開設した電験三種受験対策講座の申し込み者数がリリースから99日目で100名を突破したと発表しました。11月からはキャンペーンも展開し始めていますから、まだまだ増加すると思います。また、同社は公認会計士や税理士、公務員、など文系の講座数が圧倒的に多かったのですが、情報処理分野やこの電験三種など理系分野の資格試験講座の拡充こそが同社の成長のカギといえると思います。文系の資格試験分野ではほぼ圧倒的な存在と考えて良い同社ですが、社会の流れが技術者重視の雇用環境に変化している以上、文系資格試験分野で圧倒的でも利益拡大、成長拡大を果たすためには理系資格試験分野への進出こそが唯一の課題だと考えています。その取り組みに向けて、電験三種の申し込み者数の好スタートは評価しても良いかもしれません。しかし、よくよく考えるとすごいことです。同社の今第2四半期での受講者数は前期の14万2539名から減少したとは言え、13万5904名。前期末の受講者数は21万9578名でした。年間で20万人以上の受講者を集める企業であることを考えると、これはこれですごいことです。後は、収益性重視の経営モデルの構築や受講者数拡大のための理系講座の開設や、他企業とタイアップして事業領域そのものの拡大などに取り組むことです。そのような方向に同社が進み出すことが明確になれば、その成功も確実視して良いとみて市場は大きく反応してくれると思います。ちなみに今期予想を減益に下方修正したわけでもまだありませんから、PER8.5倍、PBR0.8倍を評価して、水準訂正及び見直しの相場がスタートしてもおかしくないと考えます。そのためにはまずはボトム離脱することです。75日線263円及び13週線261円を抜き切ることです。265円抜けから本格買い再開の予定で良いでしょう。日足完全陽転と雲抜けが来週以降270~273円で成功するので、270円以上で引けてから強気買いに移行することとします。11/6(第2四半期は下方修正で着地・概況/セグメント状況・なんとか通期会社予想を達成できると判断・目標修正・魅力的ビジネスモデル評価は変わりなし)10/23(19年から相続検定&年金検定講座開設)10/18(第三種電気主任技術者は20年から人材不足顕在化)10/4(企業研修事業や情報処理講座など受講者数増加の可能性)9/14(これから開設の資格講座も多数・四半期通じて収益が安定化可能性)9/10(Z会は同社のパートナー)9/7(電験三種講座開設10月から)8/23(電験三種など新講座開設・日本アジアで初のCompTIAアウトスタンディング・リーダー・アワード受賞)8/19(技術者系国家資格講座拡充が今後の成長に不可欠・法人向け受講者数増加の一途・四半期推移予想から今営業益は9~11億円を予想・目標修正)8/6(第1四半期解説/第3四半期以降に上方修正の可能性もまだ有り/セグメント状況と感想・受講者数推移)8/3(減益着地の第1四半期・概況・受講者数と前受金推移・目標据置)7/25(第1四半期を予想)7/23(外国人就労政府支援で外国人向け教育事業に本格参入する可能性)7/18(受講者契約で季節性はあるものの前期並み第1四半期着地を予想・スタートダッシュの可能性も3割予想)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①290~300円(レシオ10倍・25週線回復)②325~330円(レシオ11倍・週足最後抵抗線)③350~360円(レシオ12倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①360円(レシオ12倍・18年高値375円)②390~400円(レシオ13倍・17年高値416円)】。今期増収増益や来期増収増益を確信できれば強気に再設定する方針。SP。