やっとかもしれません。
英国のEU離脱についてはまだ先行き不透明な部分も多分にあるものの、しかしその他の不安材料に関しては徐々にその闇が晴れるかもしれません。最大の不安材料である米中の貿易戦争に関しては、トランプ大統領がツイートで中国が貿易合意を希望しており追加関税を見送りを示唆しました。更にトランプ大統領は中国が提出した回答書の142項目を非常に整っていると評価した上で、主要な4~5項目が漏れているとコメントし、これらの回答を期待しているともコメント。まだまだ先行きは予断を許さないものの、話し合いで解決する道筋が見え始めただけでも重畳と言えると思います。来週は安心感から比較的落ち着いた株価の動き(世界の)になるかもしれません。更にです。FRB関係者の最近の動向や発言を読んでいると12月に利上げは予定通り行うものの、景気の現状次第では早期の利上げの打ち止めや、あるいは利上げペースを遅らせる可能性を示唆するような気配が感じられます。株式市場にとっては間接的な支援材料に(下支え材料)になるかもしれません。その米国経済はまだ堅調の模様。米鉱工業生産指数は10月0.3%上昇して5カ月連続のプラス、米小売り売上も市場予想を上回り5カ月ぶりの大幅な伸びです。多少減速した統計数字もあるもののまだまだ底堅い米国経済。更にはいよいよ11月25日以降から年末商戦が開始となります。米国経済の下支え要因になるでしょうし、米中貿易問題で解決策が決定するようならトランプ大統領が米国民へのクリスマスプレゼントとツイートすることもありえます。来週、株式市場の暴落や大きな下落がなければ、やっと個別株に専念することができるようになれるかもしれません。