6785 鈴木(東1) 667円 -45円
年初来安値を更新。ミタチ産業の上方修正で市場が気づいてくれるとは思いませんが、このような不透明な経済環境の中で、まず評価すべきことは安定した収益構造で安定してと利益を生む出すことができているかどうかだと思います。減益でも大きな下ブレもすることなく四半期ごと安定的に。ミタチ産業のようなそのような企業はたくさんあるはずです。その一つがここにも。第1四半期はミタチ産業同様に減益でした。しかし、ミタチ産業同様にすでに第2四半期の上方修正期待を確認済みです。同社も12月か1月初めに第2四半期を上方修正するものと予想します。すでにセグメント状況に関しては解説済みですが、主力事業の部品事業は自動車電装化向けが好調で、スマホ向けが減速して売上3%減の51億円でセグメント益21%減5.5億円。減益ではあっても安定しています。また次の主力の機械器具事業は増収増益の売上11億円でセグメント益1.4億円。第1四半期は決算処理上の季節性要因で利益が低下がちとなります。セグメント状況から考えての正味の減益幅は31%減から20%前半程度の減益であるように感じています。ならば第2四半期も20~30%程度の減益程度に上方修正するのではと考えます。もしその第2四半期を20%台の減益に上方修正すれば最終四半期でミタチ産業同様に連続最高益更新に上方修正する可能性が高くなるはずです。同社の前期を見ると、上期の営業益13.7億円経常14.2億円で、下期の営業益8.2億円経常7.8億円。上期に利益が厚くなっています。しかし今期はその逆で、下期に利益が厚くなる予定です。ではなぜ下期から利益が厚くなるかというと、新株予約権の発行で取得した資金で医療器具製造の拡大のために長野須坂市で工場を建設中でその稼働開始が来年と思えるから(自動車電池用部品の工場も建設しますがこちらの稼働開始はまだしばらく先)。下期から機械器具事業の売上利益が拡大するとみられるからです。ゆえに現時点でいえることは、今期予想の達成は今のところ確実で、第2四半期の上方修正となれば通期は連続最高益更新に上方修正する可能性が浮上するということがいえると考えます。ちなみにワイヤーハーネスでは取引先の住友電装と合弁会社を設立しました。これは同社の持つ微細加工技術を活用して電気自動車やロボットなど機器類向けの最先端ワイヤーハーネスを開発製造量産化するためです。燃料電池工場といい、最先端ワイヤーハーネスといい、同社の中期的成長は疑いようのない事実だと感じています。そう考えるとレシオ8.8倍でPBRが0.6倍はいかにも割安。ゆえに一旦は強気買いで良いでしょう。しかし、同社はボトム離脱サインを点灯させる75日線回復に何度も何度も挑戦しながらすべて失敗しています。4月以降11月までざっと5回も挑戦。今回は少し用心して75日線回復の800円以上で引け切るまでは慎重にゆっくりとゆっくりと買い場探しとして、800円を完全に回復したと判断できればその時点で新規もナンピンも心おきなく強気買い開始することとします。11/12(減益ながらほぼ予想通りの第1四半期・概況/経営成績に関する説明&セグメント状況&感想・目標修正)9/21(電気自動車関連/EV・PHV普及活用技術展に出展)9/19(住友電装とワイヤーハーネス開発製造の合弁会社設立/同社の超微細化超精密化技術活用して次世代向けワイヤーハーネス開発するものと予想)9/6(コネクタ需要底堅し)8/29(6月通期資料/成長の軌跡&損益計算書&セグメント状況&新規事業&今期予想)8/24(微細化精密金型技術駆使したコネクタなど電気自動車などに供給拡大)8/22(大半の新株予約900~1000円/特に950円前後で転換行使)8/20(資料開示前に/前期10期ぶり最高益更新・微細化技術をコアにセグメント利益率19%高収益体質かつ高い製品競争力・キョウデン以上の高収益構造・新工場建設など設備投資拡大中・EV電池部品生産事業に参入開始)8/10(10期ぶり最高益更新の前期と保守的予想の今期・減益予想なのに成長拡大に向け力強いコメントが記載/経営成績に関する説明&セグメント状況と感想&今期の見通し・2期連続最高益更新の可能性大・目標修正)7/18(今6月期予想は)7/9(2円増配)7/5(大和投信と大和証券持ち株比率減少・ETF解約売りと推測)6/26(イリソ電子目標株価7700円・イリソ電子と同じ車載コネクタ関連)6/14(自動車向け製品の比率高く安定的成長可能なはず・19年6月期も増収増益予想発表の可能性)5/29(新株予約権転換行使終了)5/24(買い残・新株予約権行使状況・第3四半期おさらい/生産効率化と高品質化へ地道な取り組み/営業利益率約9%・セグメント状況と財務内容)5/18(新株予約権行使状況)5/14(文句なし第3四半期・上方修正を確実視・概況・セグメント状況・目標修正)4/27(新株予約権大量行使)4/25(下落時に買い残急増)4/13(成長原資確保して業績拡大期待大)4/11(エノモトやTスマートと同じく・新株予約権下限行使価格943円に向け下落・文句なしの第2四半期資料解説/損益状況・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①880~900円(週足陽転・レシオ12倍)②975~1000円(レシオ13倍強・50週線)③1100~1150円(レシオ15倍・新株予約権転換行使も含めた最多のしこり)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1150~1170円(今期純益12億円EPS83円予想しレシオ14倍)②1250円(今期純益12億円EPS83円予想し15倍)③1330円(今期純益12億円EPS83円予想し16倍)】。第2四半期以降徐々に利益回復していることを確認してから18年高値1428円以上に最大目標引き上げる予定。更に2期連続最高益更新を確信できればレシオ17~20倍評価まで最大目標引き上げて強気に再設定する方針。SP。