6266 タツモ(東1) 852円 -65円

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年初安値を更新。確かに同社の第3四半期は大幅な減益でした。営業益38%減8.7億円、経常48%減8.4億円、純益51%減6.5億円、一株純益57円で本当に12月通期予想売上204億円、営業益15%増19.2億円、経常1%増19.1億円、純益11%増17.5億円、一株純益154円を達成できるのかと大きな懐疑が生じています。しかし受注状況を見ると、受注高は半導体装置は減少して15億円ながら、搬送装置は40億円に増加、洗浄装置も23億円に増加、コーターも35億円に増加してプロセス機器全体の受注高は7.5%増の114億円。金型樹脂成形の受注高は前期並み13億円と安定。表面処理機器は前期の3.8倍の24億円。7~9月期の受注状況はとても底堅かったということです。更に受注残高はというと、プロセス機器全体で前期比29.9%増の119億円の受注残、金型樹脂成形は2億円(ロットの製品だから受注残高が少ないのは当たり前)、表面処理関連は8.9%増の15億円の受注残を抱えています。総受注残高は前期比26.4%増の136億円。期ずれがなければ、ほぼこの会社予想を達成することが可能と予想します。それに同社は液晶カラーフィルター用の塗布装置で世界トップです。今回の決算発表を総じてみてもエスケーエレクに象徴されるように半導体と比較して液晶有機EL分野は底堅い決算発表を行う企業が目立ちました。その点を考えると期ずれせずに今期予想の達成は十分に可能と考えます。また来期に関しては、低調な半導体装置関連が回復すると予想してわずかにながら増収増益は今期並みの予想を発表してくれると考えます。ならばレシオ10倍の1300円前後までまずは戻して至極当然と考えます。しかし底値確認で微妙な位置にいるここでは打診買い程度とし、25日線回復1000円からゆっくりと買い場探し再開。今週高値1158円を抜くと75日線回復とイコールになるので、来週からは1200円を回復してくれれば心おきなく強気買い開始とします。11/13(大幅減益の第3四半期・概況/下方修正はせず&セグメント状況&感想・高水準受注残高・目標修正)9/3(東証1部昇格・記念配当実施)8/23(第2四半期資料を紹介/事業概要/成膜プロセス用カラーフィルター製造装置世界シェアナンバー1/決算概要/受注残高15年以降最高額の138億円で第2四半期売上と足すと通期予想をオーバー)8/17(第2四半期上方修正・通期据置・減益でも上々の第2四半期・高水準受注残・概況・セグメント状況と感想・目標修正)8/3(第2四半期上方修正・減益の理由は製品売上計上時期は期ずれ・目標据置)6/22(目標微修正)6/6(上々の第1四半期スタート・減益予想の第2四半期に対し上方修正期待浮上・概況・セグメント状況と感想・目標修正)4/11(12月通期資料/受注高と受注残&小さいながらも文句のない生産拠点と製品群)4/10(12月通期セグメント状況と感想・上方修正を予想)4/9(規模は小さくても液晶フィルター用の塗布装置で世界トップ企業)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1170~1200円(レシオ9倍・13週線回復)②1300~1350円(レシオ10倍・25週線回復)③1450~1500円(レシオ11倍強・50週線)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1500~1600円(レシオ13倍)】。次の通期決算を確認して強気に再設定。SP。