6125 岡本工作(東2) 2562円 -28円

6125 岡本工作(東2) 2562円 -28円

年初来安値を更新。更新した理由は中国政府がファナックなどの自動化関連の工作機械メーカーに対して廉価販売していないかどうかの聞き取り調査を行うと発表したからでしょう。しかしその調査は時間をかけて行うものですから懸念する必要なし。ゆえに、水鳥の羽音に驚いて買い手不在の中で小口売りが出て下げたか、あるいは工作機械関連のETFなどの解消でパッケージ売りの中で売られたのかのしれません。また工作機械メーカーと言っても同社の製品は砥粒加工の工作機メーカーです。中国ではライバルらしいライバルもないはずです。真空シールのフェローテックなどと同じです。ゆえに、中国政府からの圧力などの心配もないはず。更に言えばその砥粒化工機分野で世界でトップの企業。売られる理由は基本的にありません。資料の開示がまだないのでセグメントをおさらい。工作機械事業は・・・・国内は工作機械やセラミックスメーカー向けに門形平面研削盤を販売。また幅広い分野で精密平面研削盤の需要が拡大したと。受注も大型の平面研削盤好調で超精密大型研削盤の受注堅調と。海外も米国や欧州中国などで自動車関連向けの研削盤など好調と。そして下期大きく業績寄与が期待できるのもこの工作機械向けの研削盤だと思います。Tスマートもそうですが、中国政府が国内販売の自動車メーカーに電気自動車の販売を義務付けたおかげで電気自動車の開発製造販売が加速度的に拡大する可能性があります。その自動車向けに砥粒加工機で圧倒的ナンバーワンの同社に同じく自動車向けの研削盤など受注が加速度的に拡大する可能性があります。下期も上期同様に堅調を予想します。売上12%増124億円でセグメント益61%増の10.5億円。米中貿易戦争が最悪期を脱するようになるようなら下期は上期以上の数字を残せると考えます。②半導体関連装置→この半導体分野でも底堅い業績です。多少の時間軸のずれはあるかもしれませんが、安定的に受注は拡大して行けるはずです。ウェーハ用ファイナルポリッシャーやデバイス生産用ファイナルポリッシャーなどが。売上24%増33億円でセグメント益32%増7.6億円。受注状況をおさらいすると・・・・受注高は工作機械関連が19.1%増の158億円、半導体関連装置は9.5%増の87億円です。底堅い受注に成功しています。受注残高は工作機械関連が98.9%増の139億円で、半導体関連装置が2.19倍の156億円。総額296億円と文句なし。期ずれしたも3月通期までには売上利益の計上に至ると思いますから、すると通期は上方修正する可能性大。上期の営業利益率を通期に当てはめると営業益は会社予想の26億円から28億円近くに上方修正する可能性が生じます。多分28~30億円の営業益で着地できると予想しておいて良いでしょう。尚のこと年初来安値を更新する理由は希薄と言えると思います。ここは一旦は強気買いとして、3000~3100円で推移し始めから強気買いとします。11月高値3370円を抜けば強い反転の開始と考えそこで心おきなく強気買いに転換することとします。11/13(大きく上方修正しての第2四半期・通期上方修正期待浮上・好調な受注状況・概況/セグメント状況と感想・目標修正)8/24(目標修正)8/9(スタートダッシュに成功第1四半期・概況・セグメント状況と感想・目標修正)7/9(深押しで微修正)7/2(決算資料/世界で唯一の総合砥粒加工機メーカー&同社の特徴&受注と受注残高&今期の見通し)6/16(買い推奨開始・世界唯一の総合砥粒加工機メーカー・文句なしの前期と今期予想・概況・セグメント状況・前期比3.1倍207億円の受注残高から上方修正の可能性大・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①4000~4100円(レシオ10倍・50週線回復・週足完全陽転)②4500円(レシオ11倍)③4900~5000円(レシオ12倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①5000~5100円(今期純益19億円EPS460円予想しレシオ11倍・18年高値5210円)②5500円(今期純益19億円EPS460円予想しレシオ12倍)③5900~6000円(今期純益19億円EPS460円予想しレシオ13倍)】。SP。