3321 ミタチ産業(東1) 723円 -32円

3321 ミタチ産業(東1) 723円 -32円

昨日。「・・・第2四半期売上190億円に対しての営業益は6.3億円。会社予想5億円から上方修正できることになります。また通期売上400億円に対しての営業益は13.2億円。会社予想の10.5億円からも上方修正できることになります。すると前期の最高益である営業益14億円、経常14億円、純益9.3億円に十分接近するまで上方修正する可能性が浮上していることになります・・・」とコメントしましたが、引け後に同社が上方修正を発表。第2四半期を売上190億円そのままに、営業益5.0→6.5億円(前期9.1億円)、経常5.3→7.1億円(前期9.5億円)、純益3.8→4.9億円(前期6.3億円)、一株純益48円→62円に修正しました。昨日予想した第2四半期予想数字営業益6.3億円を超過したことになります。通期も上方修正して、売上400→380億円(前期422億円)、営業益10.5→12.0億円(前期14億円)、経常11.1→12.9億円(前期14億円)、純益8.0→9.0億円(前期9.3億円)、一株純益101円→113円に修正しました。修正の理由は自動車関連の半導体・電子部品・設備販売及びEMSなど全般が好調だからと。通期は自動車関連は好調を継続すると思うものの工作機械向けの組付け受注が減少すると勘定して減収増益予想に修正するとのこと。いずれにしても文句なし。純益は連続最高益更新の可能性があると言いましたが、これに関しては前期比増益に転換して最高益更新となると予想しておいてまず大丈夫でしょう。なぜか。この発表の時期です。9/28に第1四半期を発表したばかりです。この早い時期に早々と通期まで上方修正するということは、多くの企業の過去の例から考えてもあと1~2回は上方修正をしてくれるものと考えて良いはずです。ならば今の時点では純益の過去最高益更新をほぼ確実と判断して良いことになると考えます。ならば多分、次の第2四半期発表時での上方修正で前期比並に営業益経常を上方修正して純益だけ最高益更新に上方修正することになると予想。そして第3四半期ないし通期で営業益以下すべての利益項目で連続最高益更新に上方修正することになると予想します。また注目は利益率です。通期は減収ながら増益に修正。地力となる収益構造が強化して採算性が上昇している証左です。修正した第2四半期の営業利益率は3.4%、経常利益率は3.7%です。これは第1四半期の利益率さえ上回ります。これを通期に当てはめると営業益12.9億円、経常14億円となります。つまり、上方修正した通期予想は更に上方修正する可能性がまた浮上していることになります。しかも経常14億円は前期の最高益の14億円に並ぶことになります。また、もし受注が会社の予想より早めに回復して元の400億円前後の売上を達成することになれれば、営業益は13.6億円、経常14.8億円となり経常は完全に過去最高を更新することになれます。いずれにしても、この上方修正で最高益連続更新の可能性が高まったと考えて良いでしょう。もし最高益更新を確実とすれば株価は1500円から18年上場来高値2195円レンジに向けて上昇して当然のはず。今はその最高益更新に向けての可能性が浮上したのだからレシオ13倍評価の1400~1500円に向けて上昇できる状況になったと判断して良いでしょう。昨日は年初来安値ゆえに週明けは一旦このまま迷わず強気買いとします。11/16(安定した収益構造で今後上方修正から最高益連続更新も)10/31(目標修正)10/10(新株予約権下限行使価格1044円回復へ・未行使新株予約権2500個25万株)9/28(減益スタート第1四半期・第2四半期は上方修正期待浮上・経営成績に関する説明及びセグメント状況・通期純益は最高益更新の可能性も・目標修正)9/26(第1四半期は上々の数字を予想)9/11(米中貿易戦争で商社は逆に活躍の場面となるかも)8/22(自動車関連売上増加一途・EMS事業拡大中・今期の営業益13~15億円を予想)7/23(通期資料/減益予想の理由無し&安定的収益性の国内事業&バランスの良い製品分野・上方修正可能性やはり大)7/18(アミューズメント関連EMS回復して秋以降上方修正の可能性を予想・目標微修正)7/16(中期経営計画の数値目標に忠実に今期予想を算定しただけ)7/6(前期文句なしで今期減益予想・概況・セグメント状況・感想・売掛金から第1四半期好スタート可能性大・一旦弱めに目標修正)7/4(野村証券は保有株7.2%&三菱UFJは保有株5.0%と大株主報告書で公表)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1000~1100円(新株予約権下限行使1044円・一株純資産1083円・レシオ10~11倍)②1200~1250円(レシオ12倍強・50週線回復)③1350~1400円(レシオ14倍・週足雲上限・月足完全陽転)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1400円(今期純益9億円強EPS115円予想しレシオ12倍強)②1500円(今期純益9億円強EPS115円予想しレシオ13倍)③1600~1650円(今期純益9億円強EPS115円予想しレシオ14倍強)】は上方修正して私の予想のEPS超えの116円となったので少し強気に修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①885~900円(レシオ8倍・25週線回復・日足の最後抵抗線)②1020~1050円(レシオ9倍強・新株予約権下限行使1044円)③1150~1200円(レシオ10倍強・一株純資産・50週線)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1200~1260円(今期純益10億円EPS126円予想しレシオ10倍)②1360~1400円(今期純益10億円EPS126円予想しレシオ11倍・週足雲上限・多分週足完全陽転)③1500~1600円(レシオ12倍強・最後の抵抗線)】とします。第2四半期以降の業績好調確認しながら徐々に18年上場来高値2195円に向けて最大目標を引き上げて行く方針を続ける方針とします。SP。