エヌビディア
パソコンを購入してよく目にしておなじみの会社。NVIDAというロゴをよく目にすると思います。米国の半導体企業ですが、コンピューターのグラフィックス処理や演算処理などのグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を開発販売する会社。パソコンにおけるグラフィックス処理のトップメーカーであり、ニンテンドースイッチなどのゲーム機用にも圧倒的な供給を見せている会社。この会社の業績予想が軟調だったといいて日本の半導体関連株が売られています。それだけでなく、ニンテンドースイッチの売れ行きも軟調なのかと悪い連想を働かせて任天堂株が大幅安。しかし、この会社の予想が軟調だからと言って日本の連想株が売られるのは難癖以外の何物でもないと思います。任天堂が9.1%の大幅安となって日経平均の下げに多いな寄与をしていますが、その任天堂はくしくもニンテンドースイッチの新作ゲームの販売を本日発表したばかり。年末年始商戦に向けての攻勢を開始したことになります。ニンテンドースイッチ向けに同社の製品も供給しているはず。それにこの会社が開発した新製品もゲーム機向けに年末年始以降需要が見込めるはずです。外国株で私の苦手な分野ゆえに証券関連の友人に聞いたのですが、いまいち理解できない部分もあったものの、一言でいえば大体がアナリスト予想が高すぎたとのことです。アップル株やグーグル株と同じ。アナリストが自分で火をつけて火を消すようなマッチポンプを繰り返しているようなら状況だと。良い会社であることは間違いないもののレシオで40倍以上の評価を平気で付与していたアナリストがあまりに強気予想していただけの事と。そのとばっちりが日本株に及ぶのどうしても理解できません。任天堂のレシオ23倍は少し割高に見えますがエヌビディアよりは割安。連想売りされたフェローテックなどのレシオは軒並み10倍割れの状態。買いなおす理由はないものの、売られる理由には本来ならないはずです。しかも、ゲーム関連(ゲーム機などのアミューズメント分野の受託製造を行っているからでしょう)としてミタチ産業も多分任天堂と同じ理由で下げていると思いますが、ミタチ産業は引け後に第2四半期と通期を上方修正しました。第2四半期に関してはお昼の予想通りの数字を発表してくれています。さらに通期純益は前期の最高益更新目前の数字に上方修正。この小さい一事から考えても、この本日の日本株の下げは難癖以外の何物でもないのではと考えます。