6246 Tスマート(東2) 993円 +17円

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底値確認や底値固めの銘柄が目立つ中で、一足早く一段高してくれそうなハイテクの一つが同社でしょう。月曜の1035円を抜くと強い反転サインが点灯して200日線1165円回復及び50週線1232円回復に向かう動きになれるはずです。明日以降陽線連続すれば1035円抜け開始と考えておいて良いでしょう。ゆえに1000円台を回復するようならそのまま強気買いするつもりで良いと思います。同社は説明会や資料の開示をしません。ゆえに、短信の内容がすべて。その第2四半期の経営成績に関する説明を読むと・・・・①世界情勢と業界状況→世界的に不透明な経済状況と前置きした上で、大きな成長が期待できる電気自動車関連への車載用リチウムイオン二次電池の電極用やセパレータ用の燃料電池用塗工乾燥装置、液晶やスマホ向けの光学フィルム及びタッチパネル用塗工装置、医療材用塗工乾燥装置などの受注強化に営々と取り組んだとコメント。そして海外において車載用リチウムイオン二次電池やディスプレイ関連の受注に成功したと結んでいます。②売上及び損益状況→ディスプレイ部品関連売上61%増47億円、機能性紙・フィルム関連塗工機器売上29%減9億円、エネルギー関連機器の売上43%減20.4億円で合計、売上3%増の86億円。営業益は0%増の10.6億円、経常0%減10.7億円、純益0%減7.3億円。第1四半期の2億円ちょいの赤字からⅤ字回復。7~9月期で営業益経常とも13億円近くを稼ぎだした計算になります。③受注状況→受注高は43%増と大幅増の90億円。そのうち輸出分は77%。受注残高はすでに指摘したように2倍の130億円で、そのうち輸出分は103億円。競争は激化しているものの、光学フィルム、車載用リチウムイオン二次電池、電極、セパレータなど関連製品の販売強化に取り組むとコメント。文句ない説明内容でした。最後にバランスシートを。主な資産項目は現金が72億円、有形固定資産が29億円、株券13億円。ちなみに今後の売上の元となる売掛金は105億円で期末の78億円から順調に拡大。主な負債項目は、長短借入金の3億円。実質無借金でキャシュリッチ。増配や自社株買いなどの大規模株主還元策を講じてもおかしくないはず。それにそもそも同社といいエノモトといい、本来成長原資を確保するために間接金融を活用する必要もなし。ちょい無理すれば自前の資金で成長原資を賄えたはず。それでも行ったのは、盤石な財務バランスを確保して、何があっても持続可能な成長を続けることができるようにしたものと思います。まずはレシオ12~13倍の1160~1260円レンジへの一段高を狙い明日以降の陽線と1000円乗せで強気買いする方針で。25週線1035円を抜き切り1050円辺りで引ければ心おきなく強気買いへ。11/13(目標修正)11/12(文句なし第2四半期・通期大幅上方修正期待へ・受注残高拡大し売掛金も大きく拡大・目標修正)11/5(第2四半期上方修正・通期上方修正期待が浮上)10/5(有機ELが静かに普及を始めた可能性)8/27(新株予約権大量行使1200円台から飛ぶを予想)8/17(半導体製造装置関連株レーティング引き上げの動きあり)8/11(赤字の第1四半期・143億円と高水準の受注残高から第2及び通期予想の修正なし・赤字着地の理由を解説・期ずれ発生で第1四半期赤字・目標修正)7/19(ニッカトー同様に同社も固定燃料電池関連)7/9(目標修正)7/5(蓄電池ビジネス活況は追い風)6/20(官民一体で固体燃料電池実用化へ・同社は燃料電池関連株)6/13(フェローテックのように転換行使完了後株価約2倍にも・車載用リチウムイオン二次電池関連)5/22(決算短信解説/業界の概況&売上損益の概況&受注の概況&研究開発活動&感想)5/18(新株予約権行使状況・6月から上げ始めると予想)5/11(上々通期・サプライズ今期予想・概況・高水準受注残・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1350円(レシオ14倍)②1450円(レシオ15倍)③1550~1600円(レシオ16倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1600~1650円(今期純益15億円EPS120円予想しレシオ14倍)②1800円)(今期純益15億円EPS120円予想しレシオ15倍)③1900円(今期純益15億円EPS120円予想しレシオ16倍)】。来期以降業績拡大することを確認して最大目標を17年高値2095円に引き上げる予定。SP。