6627 テラプローブ(マザーズ) 921円 +15円

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第3四半期は売上170億円、営業益18.1億円、経常17.4億円、純益12.5億円、一株純益135円で着地。さすがに減速しています。第2四半期のそれぞれは、118億円、13.4億円、13.1億円、11.8億円、127円ゆえに、7~9月期は売上は巡航速度を維持して上々ながら利益率は低下を余儀なくされています。第3四半期期間7~9月期の営業益は4.7億円、経常4.3億円、純益0.7億円となりました。大体、3か月で6億円強の営業益経常を稼ぐことができていましたから、わずかに利益率が低下したことになります。その低下の理由は多分半導体市況にあると思います。売上に関しては底堅く安定的に推移することに成功しています。しかし利益率は低下。その理由を短信内容から推察すると製品別売上項目に見ることができると思います。7~9月期の製品別売上を見るとロジックは車載向けを中心に堅調で第2四半期期間4~6月期36.7億円から37.2億円と高水準の売上を確保しています。フラッシュも同様です。しかし、DRAMは4~6月の18.2億円から14.1億円に低下しました。これは需要の数量が落ちたのではなく、DRAM価格の下落の影響で価格下落分だけ減収になったものと思います。ただし第2四半期4~6月期の営業益は4.6億円ですから、減速はしていても、ほぼ第2四半期と同様の営業益では着地できたということです。ですから満足する数字はないものの、比較的底堅しと判断し前向きに評価して良い第3四半期だったと考えます。今12月通期予想を売上221億円、営業益20億円、経常19.1億円、純益12.6億円、一株純益135円と発表しました。が、しかしこれは足元の警戒感から相当堅めに見積もった数字でしょう。売上は51億円ですから、ほぼ第3四半期期間と同じ売上規模。ならば、営業益経常等もこの第3四半期期間とほぼ同じ営業益、ほぼ同じ経常、ほぼ同じ純益で着地できると考えます。すると営業益は22~23億円レンジで、経常は21~22億円レンジで、純益は13~14億円レンジで着地できると予想します。また今期予想に関しての会社の説明を読むと、第4四半期は好調だった車載向けのロジック製品が在庫調整で減少すると予想し、更に今後の受託拡大のために新規フロアの確保と作業効率向上のためにレイアウト変更や補強工事を行う予定で先行費用が必要となるので低調な数字を予想とのこと。しかし、この第3四半期期間も同じように先行費用が生じているはずゆえに、その費用を吸収して第3四半期期間並の数字で着地できると予想します。ちななみに無配ですが今期配当実施するかも。一株純資産は2550円。下値ゆえに多分明日は無反応か、反応しても限定的と予想。下値は10月安値821円から1000円レンジで堅いと判断します。本格買い強気買いは13週線1023円回復の1050円以上で引けてから静かに開始するものとします。8/29(第2四半期資料/セグメント変更から&業績サマリー&特損益状況&製品別売上推移&利益率&設備投資と減価償却&業績予想)8/27(ミツバやスミダコーポ以上の大規模設備投資)8/22(第2四半期事業報告書紹介/事業拠点移転順調&付帯条約からの思惑&第2四半期に91億円の設備投資実施と内容&紫光集団からの受注獲得の可能性も・強固な財務内容)8/16(4~6月減速したものの上々の第2四半期・概況・特益計上・設備買い戻し可能性で前受金28億円計上・第3四半期期間は増益予想発表・期末配当実施の可能性・目標修正)7/24(半導体関連業績好調堅持の可能性・決算発表後から上げ本番予想)6/23(半導体受託生産世界最大手TSMCは下期業績回復予定)7/18(8月の第2四半期発表後には急騰で反転開始も・力成集団がTOBの可能性も)7/6(マイクロン社の影響軽微)7/4(マイクロン社の販売差し止めは)6/12(同社の親の力成科技は)6/9(目標微修正)6/7(力成科技はマイクロン秋田工場も買収・秋田工場と同社の統合やシナジー期待大)6/5(中国半導体政策の恩恵大・同社の親のそのまた実質親ともいえる紫光集団を習近平氏視察からも)6/1(日経新聞紅い半導体自立の夢・中国最大の紫光集団が出資したのが同社の親の力成科技・同社は強い中国半導体関連株)5/31(半導体後工程関連市場活性化)5/26(第1四半期資料解説/大規模設備投資と減価償却は下期からピークアウトを予想/下期から利益率拡大の可能性/5月からテラパワー稼働)5/24(驚異的高収益・第1四半期おさらい/経営成績に関する説明&セグメント状況&財務)5/23(目標修正)5/22(目標修正)5/18(目標修正)5/15(会社予想から上振れて着地第1四半期・すでに上方修正期待浮上の第2四半期予想・第2四半期営業益14~15億円予想し純益30億円前後の可能性・セグメント状況・目標修正)5/5(広島事業所の譲渡価格3.7億円と発表・特益計上へ)4/26(台湾半導体企業大攻勢・目標修正)4/20(MSセキュリティ保護マイコン開発し台湾企業製造でテスト工程受託市場拡大継続可能性大・テスト工程受託分野で親とともに世界的企業に成長も)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1350~1400円(50週線回復・今期正味純益15億円EPS160円予想しレシオ8倍強)②1600~1650円(今期正味純益15億円EPS160円予想しレシオ10倍)③1850~1900円(今期正味純益15億円EPS160円予想しレシオ12倍・5月年初1733円更新・13年高値1848円更新)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1900~1950円(今期正味純益15億円EPS160円予想しレシオ12倍)②2100円(今期正味純益15億円EPS160円予想しレシオ13倍)③2200~2300円(今期正味純益15億円EPS160円予想しレシオ14倍)】は特益生じても12億円もの法人税で消えてしまうので水ブレもなくなったと判断して再設定し、目標株価Ⅰ【短期目標①1100~1120円(レシオ8倍強)②1250~1280円(レシオ9倍強・週足陽転)③1350~1400円(レシオ10倍強・週足完全陽転)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1400~1450円(今期純益15億円EPS160円予想しレシオ9倍)②1600円(今期純益15億円EPS160円予想しレシオ10倍)③1750~1800円(今期純益15億円EPS160円予想しレシオ11倍強・18年高値1733円)】とし、来期の増収増益を確認してから強気に再設定する方針とします。来期は台湾の新工場が稼働開始となるでしょうから来期の増収増益を期待しておいて良いと考えます。SP。決算資料開示後に詳細解説します。