6298 ワイエイシイ(東1) 763円 +7円
同社は下期に利益が集中する決算処理上の特殊性あり。それを踏まえて第2四半期を確認すると、売上32%増159億円、営業益39%増3.2億円、経常38%増4.2億円、純益6%増1.6億円、一株純益18円は上々の数字です。通期予想の売上24%増360億円、営業益68%増18億円、経常67%増16億円、純益98%増8億円、一株純益88円に対して、順調な進捗状況と判断して良いと思います。セグメント状況は・・・・①ディスプレイ関連→受注は好調。利益面は競争の激化とコスト増で苦戦。それでも売上86%増77億円でセグメント赤字は0.3億円。売上増のおかけで前期の2.1億円の赤字からは回復しています。②メカトロニクス関連→半導体の旺盛な需要のおかげでまずまず順調。売上3%増74億円、セグメント益22%減の2.9億円。③クリーニング関連→売上14%増の7億円でセグメント赤字1.1億円。前期の0.8億円の赤字から拡大。④感想→セグメントの内容を見ると、正直手放しの内容ではありません。しかし、主力のディスプレイとメカトロニクスは安定的な収益構造に少しづつ改善しているように見えますから、合格点を付与しても問題なしと判断します。売掛金も期末の116億円から130億円に拡大。前期の98億円と比較しても文句なし。前下期の営業益は8.4億円でした。168億円の売上で8.4億円の営業益なら、下期200億円の売上なら現時点では10~11億円程度の営業益を予想できると思います。すると現時点での通期営業益は13~15億円レンジと推測されます。会社予想の18億円にはまだ届かないものの、前期からの増収増益は文句なしに達成できると考えます。配当は20円の予定で、一株純資産は1600円。ここは打診買い程度。800円以上(13週線回復)からゆっくりと本格買い開始。25週線840円回復の850円以上で引けてから強気買いとします。心おきなく強気買いは週足陽転となるであろう870円以上で引けてから開始する予定でいてください。9/4(買い推奨再開・会社紹介・低調ながらも上々の第1四半期・概況とセグメント状況と感想・今期の成長への取り組み紹介・目標再設定)6/12(17年・資料解説/総括&事業別状況&受注状況&資料内容総括・目標修正)5/16(前期は未達・今期はⅤ字回復予想・概況・セグメント状況・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1050円(レシオ12倍)②1150円(レシオ13倍)③1250~1300円(レシオ14倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1300~1350円(レシオ15倍)②1450~1500円(レシオ17倍・一株純資産1580円)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①870円(今期純益6億円EPS67円予想しレシオ13倍・週足陽転)②1000円(今期純益6億円EPS67円予想しレシオ15倍)③1100~1150円(今期純益6億円EPS67円予想しレシオ17倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1150~1170円(会社予想EPS89円のレシオ13倍)②1250円(会社予想EPS89円のレシオ14倍)③1350円(会社予想EPS89円のレシオ15倍)】とし、第3四半期以降好調を確認できれば最大目標を一株純資産1600円ないしそれ以上に引き上げて強気に修正するものとします。SP。