6254 野村マイクロ(JQ) 767円 -8円
第2四半期は売上58%増114億円、営業益3.3倍の3.8億円、経常3.8倍の4.7億円、純益4倍の3.4億円、一株純益37円で着地。第1四半期の営業益以下はそれぞれ、1.3億円、2.3億円、1.7億円ですから、金額自体は小さいものの順調に利益を積み上げています。あとは利益率が上昇してくれれば文句なしなのですが。しかしいずれにしてもこの第2四半期は上方修正で着地。期初予想のそれぞれ、105億円、1.5億円、1.6億円、1.0億円、11円からは上方修正で着地できたことになります。これを受けて3月通期予想をわずかに上方修正しました。売上229→250億円(前期216億円)、営業益11.3→12.4億円(前期12.4億円)、経常11.5→13.1億円(前期11.3億円)、純益7.8→10.7億円(前期10億円)、一株純益87円→117円に修正。前期比並みに上方修正したということは、第3四半期以降には再び上方修正して完全なる増益転換になれると予想します。一株純資産は983円。配当は20円の予定。売掛金が第1四半期の93億円から79億円に減少している点は注意が必要かもしれませんが、同社に必要なのはまず採算性の向上と考えると、今の場面では売掛金の減少を過度に警戒する必要もないと考えます。それ以上に採算性がゆっくりとながらも改善している点を評価すべきと考えます。経営成績に関する説明を読むと・・・・海外では半導体や液晶関連企業へ、国内では製薬及び半導体関連企業に積極的に営業活動を展開したと。また半導体関連への投資意欲の強い韓国や中国での受注獲得にさらに熱心に取り組んだと。またベトナムに子会社設立して超純水製造装置の販売やメンテナンス事業を開始したと。製品別の状況では、水処理装置は中国・韓国・台湾の半導体関連企業からの受注した水処理工事の進捗が良好で売上2.1倍の75億円の。メンテナンスや消耗品は台湾とアメリカでの売上減少し3%減の30億円。その他の事業では台湾でPVDF配管材料の売上増加で65%増の7億円と。地味ながらもまずまずの内容と判断します。明日は無反応の可能性もあるものの、同社もここらが底値で堅いと判断して打診買い程度。835円の日足陽転から本格買いとします。25週線865円以上の870円から完全に強気買い開始とし、900円以上で引ければ(週足陽転)心おきなく強気買いに転換することにします。8/18(低調な第1四半期でもまずまず・収益構造安定化に向けて努力中・概況/経営成績に関する説明・目標修正)3/15(目標修正)3/12(売掛金72億円から考えても上方修正可能性大・第2四半期資料/サービス部門拡大で安定した収益構造に転換成功&中国での売上比率上昇&高水準受注残&事業領域拡大取り組み紹介)3/5(推奨再開・第3四半期・第3四半期・概況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①1020~1050円(50週線回復・レシオ12倍)②1120~1150円(レシオ13倍強)③1300円(レシオ15倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1300円(レシオ15倍)②1400円(レシオ16倍強・1月年初来高値1427円)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1000~1050円(50週線回復・レシオ9倍)②1150~1200円(レシオ10倍・最後の抵抗線抜け)③1300~1350円(レシオ11倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1350~1400円(レシオ12倍・18年高値1427円)②1500円(レシオ13倍)】とし、第3四半期を確認して再設定することにします。SP。