4022 ラサ工業(東1) 1692円 -100円

4022 ラサ工業(東1) 1692円 -100円

2時に第2四半期を発表した後にわざわざ下げています。年初来安値を更新。安値は1681円。年初来安値を更新するほど悪い決算なのかというとNO。上々です。売上21%増155億円、営業益1%減11.9億円、経常10%増12.4億円、純益20%増11億円。営業益は前期並みでインパクト不足ではあるものの上々です。会社予想のそれぞれ155億円、12億円、12億円、10億円、126円をほぼ予定通りに達成して着地。また、第2四半期期間に減速してもいません。テラプローブ同様に安定的に四半期推移して着地に成功。ちなみに7~9月期の営業益は6.1億円、経常6.4億円、純益5.8億円です。まずまず。下げた理由は多分進ちょく状況でしょう。同社は下期に利益が厚くなる予想となっているから、通期予想売上320億円、営業益1%減28億円、経常3%増28億円、純益2%増23億円、一株純益290円に対しての進ちょくが不十分とぱっと見で判断して売って来たのかもしれません。しかし、会社の想定通りで着地した以上、通期予想の達成も想定通りに可能と判断して良いはずです。ただ残念ながら上方修正期待の浮上にまではまだ至りませんが。セグメント状況は・・・・①化成品→リン系製品は一般向けはわずかな増収ながら、半導体向けなどの高純度製品は大幅な増収。凝集剤関連も増収。エッチング向けも増収。コンデンサー原料も増収。ほぼすべての製品が好調。文句なし。売上24%増110億円、セグメント益12%増9.5億円。②機械→粉砕機本体等の販売は減収ながら、除染関連の大型プラントは好調。下水道関連はアジア向け好調で増収。売上は18%増29億円と文句なしながら、損益面では苦戦し47%減の1.5億円のセグメント益。まずまず。③電子材料→ガリウム、インジウムなど半導体向けに好調。売上16%増9.9億円、セグメント益52%増1.8億円。④その他→売上2%増6億円でセグメント益8%減の3.6億円。不動産賃貸収入ですから安定的。⑤感想→主力の化成品がほぼ絶好調ですから、満点に近い合格点を付与できるセグメント内容と判断します。明日はこのまま買い場探し。25日線回復及び日足陽転の1950円から本格買い開始とし、13週線回復の2150円から強気買いとします(あるいは2150~2100円で引けてから)。いずれにしても2000円回復してボトム離脱成功してから積極的に買い場探しを開始するようにして下さい。8/11(好スタート第1四半期・概況・セグメント状況と感想・目標据置)7/19(目標修正)6/7(コスモ証券新規に「A」で目標株価4850円設定・目標修正)6/6(目標修正)5/23(通期決算詳細/事業別の概況&今期の見通し)5/18(買い推奨開始・文句なし前期とわずかに増益の今期予想・2期連続最高益更新予想・概況・セグメント状況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①3100~3200円(レシオ11倍)②3450~3500円(レシオ12倍・6月高値3575円)③3700~3800円(レシオ13倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3800~3900円(今期EPS300円予想しレシオ13倍)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①2300円(レシオ8倍)②2500~2600円(レシオ9倍・日足最後の抵抗線・週足陽転)③2900~3000円(レシオ10倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3200円(レシオ11倍)②3500円(レシオ12倍。18年高値3575円)③3700~3800円(レシオ13倍)】とします。SP。