6916 アイオーデータ(東1) 1232円 -61円
同社は今期一転して減益の予想としています。第2四半期は売上4%増285億円、営業益11%増12.5億円、経常10%増12.5億円、純益19%増9億円、一株純益66円と増益の予想ながら、通期予想は一転して減益の予想。売上3%増575億円、営業益20%減23.5億円、経常22%減23.5億円、純益20%減16.5億円、一株純益122円予想と発表。配当も5円減配の25円の予定。これを眺めた時には第1四半期で上方修正期待が浮上して通期上方修正する期待も浮上するだろうと思いました。しかし、国内景気の減速や今回の決算発表で減益や下方修正の雨あられを見るにつけ、同社の今期は大体会社予想の通り減益かもと思い直すに至っていました。そして本日第1四半期発表。びっくり。スタートダッシュに成功して上方修正期待の浮上に成功しています。売上10%増133億円、営業益30%増6.2億円、経常33%増6.5億円、純益42%増4.4億円、一株純益32円で着地。同社はMCJやハピネットなどと同じように稼ぎ時は年末年始商戦と春の入学シーズン。つまり第2四半期と第3四半期が利益が厚くなるはずです。また前期は下期に利益が相当厚くなっていました。この順調な第1四半期のスタートで、前期から続く好調な業績進捗の流れがいまだに継続しているものと判断して良いと考えます。ならば、第2四半期はわずかに上振れ気味で着地して、6月通期は上方修正するものと考えて良いでしょう。それにです。来年はオリンピック開催前年と同時に、即位の大礼などのイベントが目白押し。いやでも消費を喚起するはず。しかも、家電量販店以上に、PC関連やスマホ関連も含めての映像関連ネットワーク関連の機器の需要類の需要が拡大するはずです。ならば下期に前期比減益になるとはとても予想できません。前期の下期の営業益は18.6億円。今期もこれくらいは稼ぐと考えると、下期の営業益及び経常は30億円台に乗せて着地すると予想します。経営成績に関する説明を読むと・・・・商品サービスの拡充を通して法人需要の獲得に努めて、eスポーツ市場への積極的展開を図り、12月から始まる新4k衛星放送対応チューナーの上市の準備を進めたとコメント。第2四半期以降にはこの新チューナーの売上や利益が貢献できると考えておいて良いでしょう。セグメント状況を読むと・・・・①メモリ→モジュール、フラッシュメモリなど大きく販売減。売上32%減5億円。②ストレージ→光ドライブは伸び悩んだもののハードディスクは堅調。多分、ダイワボウやMCJ同様に法人向けの需要が好調だったものと考えます。売上1%増29億円。③液晶→売上31%増37億円。MCJのiiyamaと同じ。法人向けに絶好調で、オフィス用の汎用モデルでトップシェアを維持したと。④周辺機器→売上9%増20億円。⑤特注製品→売上24%増1億円。⑥商品その他→サムスン製品。売上10%増39億円。⑦感想→セグメント内容は地味ながらも十分に合格点。多分、液晶やストレージなどが大きく利益貢献したと考えます。一株純資産は1885円。十分にこの一株純資産まで上昇できると考えます。1200~1250円を下値と考え、このまま買い場探し。1200円割れと1300円回復で強気買いとします。10/4(通期決算紹介・買い場は第1四半期発表後想定し押し目で強気買い・目標修正)5/23(新製品などニュースリリース)5/10(文句なし第3四半期・6月通期上方修正・一株純資産1800円に向け上げ開始・製品別概況・目標修正・日立マクセルと資本業務提携で来期の増収増益のはず)3/31(減益ながらも上方修正の第2四半期・通期上方修正期待が浮上中・日立マクセルと資本業務提携で今後の成長期待・概況/セグメント状況・目標再設定)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1500~1570円(レシオ13倍)②1700円(レシオ14倍)③1800~1850円(レシオ15倍・一株純資産)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1850~1900円(レシオ15倍強)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1330~1350円(レシオ11倍)②1450円(レシオ12倍・18年高値1447円・16年高値1470円)③1550~1600円(レシオ13倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1600~1620円(今期純益20億円EPS147円予想しレシオ11倍)②1750円(今期純益20億円EPS147円予想しレシオ12倍)③1850~1900円(今期純益20億円EPS147円予想しレシオ13倍・一株純資産)】とします。SP。