3551 ダイニック(東1) 827円 -29円
第2四半期は未達で着地しました。売上0%増199億円、営業益23%減4.3億円、経常29%減4.8億円、純益35%減3.7億円、一株純益44円。期初予想の第2四半期は営業益5.5億円、経常6億円、純益4億円、一株純益47円の予想ゆえに、下方で着地したことになります。ただ減速したのはこの7~9月期で、会社予想から営業益経常は約1億円前後の減速と思われます(第1四半期は減益でも会社の予想通りで着地)。純益はほぼ会社の予定通りで着地できたと判断して良いでしょう。同社は例年下期に利益が厚くなる特殊性が存在しますから、今期も上期は減益でも下期回復して、通期予想は売上2%増410億円、営業益26%増12.5億円、経常19%増13.5億円、純益2%増9億円、一株純益106円の予定。この第2四半期で行くと、上期の営業益経常の未達分を1億円と勘定して、通期予想から引くと、営業益11.5億円、経常12.5億円となり、純益はほぼ会社予想通りの9億円で着地できると予想します。すると一応前期比ではわずかながらも増収増益で着地できることになります。上期の減益の理由は原材料などの製造コストを吸収できずに利益面で苦戦したとあっさりとしたコメント。苦戦をしても赤字にならずに意外に強固な収益構造であることの確認はできたはずです。通期の修正はしないとのこと。売掛金も期末の82億円から83億円に増加して着地。現時点では下方修正しても前期比増収増益では着地できると考えます。一株純資産は2420円。配当は25円の予定。850円を割り込んでいますが、850~900円か900円前後で下値を固めた後に反転すると考えて、ここは打診買い。下値は850~800円で堅いと思いますから、ざっくりとここらはボトムと考えます。心おきなく強気買いに転換するには週足陽転の935円以上で引けることだと考えています。その935円抜けに向かう動きがいつでき始めるか、それを来週以降のチャート形状のなかで確かめて行きたいと思います。9/5(クロス類&サーマルリボン&ファブリックリボン&出版文具などに加え有機EL用水分除去シートとニッチかつ高いシェアの製品多数)8/10(減益でもまずまず第1四半期・概況と営業利益率推移・目標据置)6/16(品質表示用ラベル・車両用天井内装材等・展示用カーペット・食品包材や食品鮮度保持剤などで好調業績予想)6/9(1100円と1200円をいつ抜くかが唯一の課題・通期セグメント状況と感想)5/15(前期減益で今期回復通期・概要・セグメント状況・目標修正)3/29(減損処理して通期修正ないということは通期予想達成を確実視)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1250~1270円(レシオ12倍)②1370~1400円(レシオ13倍・17年高値1420円)③1480~1500円(レシオ14倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1500~1600円(レシオ15倍)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1000~1050円(レシオ10倍・50週線・週足完全陽転)②1150~1200円(レシオ11倍強・週足完全陽転・18年高値1196円)③1270~1300円(レシオ12倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1300円(レシオ12倍強)②1370~1400円(レシオ13倍強・17年高値1420円)】とし、今期予想達成は確実と判断した時点か来期の増収増益を確信するかした時点で17年高値1420円以上に最大目標を引き上げる方針とします。SP。