6245 ヒラノテクノ(東2) 1820円 -10円
買い推奨開始。第2四半期は売上17%増134億円、営業益16%増17.5億円、経常15%増17.8億円、純益7%増11.3億円、一株純益75円で着地しました。上々です。会社予想とほぼ同じで着地できたと判断してよいはずです。ならば3月通期予想の売上44%増300億円、営業益35%増39.5億円、経常34%増40億円、純益34%増28億円、一株純益186円の達成が視野に入ったものと判断してよいでしょう。また売掛金が第1四半期の70億円から40億円に減少していたので最初は警戒したのですが、受注状況を読むと、生産実績は前期比で18%増の106億円、受注高は前期比並み164億円、受注残高は7%増の414億円。Tスマートほどのインパクトないものの、文句なしの受注残高。売掛金が少ないのはTOWAやアピックヤマダ同様に納品するのが期連れしているだけのことと考えておいて良いと思います。ゆえに第3四半期には回復すると考えます。高水準の受注残高の確認に成功しましたから。セグメント状況は・・・・①塗工機関連→二次電池向けの電極塗工装置や光学機能性フィルム製造装置などおおむね堅調。売上10%増56億円、セグメント益12%増6億円。受注残高は8%減の166億円。②化工機関連→真空薄膜装置や成膜装置。堅調そのもの。売上34%増71億円、セグメント益46%増14.2億円。受注残は21%増の238億円。③その他→売上6億円、セグメント益3%増2.7億円、受注残高32%増の9億円。④感想→同社はざっくりと考えると、アルバックとTスマートを足して2で割ったような企業体。セグメント内容はほぼ満点です。一株純資産は1710円。配当36円の予定。年初来高値は3400円。本当に他の株と同じでよく下げています。高値から約半値。しかも好決算発表を続けていながら下げ続けています。調子こいて上げすぎた(買いすぎた)反動安。ここは絶好の機会。ゆえに買い対応開始。まず打診買い。明日以降今日の1911円を抜けば心もち強気買い開始。13週線2000円回復して引けて静かに強気買い開始とします。目標は再設定し、目標株価Ⅰ【短期目標①2200~2230円(レシオ12倍)②2400~2450円(レシオ13倍・週足陽転)③2600円(レシオ14倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2600~2700円(レシオ15倍)】とします。業績拡大はさらに膨らまないと年初来高値3400円に向けての最大目標引き上げはおろか、週足の最後の抵抗線2750~2800円を付与することもまだできません。四半期好調を確認しながら最大目標引き上げをゆっくりと検討していくこととします。SP。資料開示などがTスマートなどと同じようにないものの、重箱の隅を楊枝でほじくるように後日追加詳細を掲載します。