日経平均
中間選挙祭りが早々と終了した模様。指数買い先物買いの短期売買も一段落して、これからは決算内容を見極めての個別株買い選別株相場にゆっくりと移行すると思います。また、そのためにすべての決算発表を終えること。その発表は11月14日まで連日の発表ピークが続くことになります。発表後に、アナリストや機関投資家が説明会に参加したり、資料を精査したり、会社訪問したりして有望株の発掘と買い入れ組成を行い始めると思います。待っていましょう。ただし、もう一発大きなイベントが。月末の米中首脳会談です。ここで米中貿易戦争の緩和が果たされるかどうかの確認が必要。もし全面解決とならずとも貿易戦争終結に向けての方向性が確認されることに成功すれば、株式市場には当分の間マイナス材料がなくなるという喜ばし状況となります。減速した国内外の景気もすでに底を打ったか、年内で底打ちして年明けから徐々に回復するという予想が大半で(私もそれを有力と考えています)、また景気減速が強く懸念されている中国経済は、年が明けると地道に行った政府の景気下支え効果が徐々に出始めて来ると思います。来年からの相場をけん引するのは、米国に替り中国経済となるかもしれず、米国経済の減速を受けてドル高是正の動きを背景にして新興国経済(特にインドや東南アジアなど)も世界経済のけん引になると予想します。そして日本経済もオリンピック開催を前に特需のラストスパート入りで世界経済に貢献すると思います。