2376 サイネックス(東1) 774円 +10円
第2四半期は売上9%増67億円、営業益2.4倍の1.5億円、経常2.2倍の2.0億円、純益2.1倍の1.2億円、一株純益19円で着地。まずまず。第1四半期はわずかな赤字のスタートでしたから、徐々に業績(収益)が回復し始めたことが確認できたと思います。前期で比較すると、上期(4~9月)営業益0.6億円、経常0.9億円、純益0.5億円。下期(10~3月)営業益4.5億円、経常4.1億円、純益2.7億円。今期は順調に売上が拡大しているので前期以上の下期の利益を確保できると思います。多分、営業益経常で5億円くらいの数字は最低でも確保できると予想します。すると、今通期売上137億円、営業益20%増6.2億円、経常27%増6.4億円、純益27%増4.1億円、一株純益67円の達成はほぼ確実と考えておいて良いと思います。あとは通期の上方修正期待が浮上したかどうかを資料の中で確認したいと思います。セグメント状況を読むと完全に復調したことが確認できます・・・・①出版事業→わが街事典もテレパル50も順調そのもの。売上5%増の39億円、セグメント益Ⅴ字回復の49%増の6.3億円。②ウェブソリューション事業→ふるさと納税代行業務など受注は順調ながらコスト優先でまだ利益寄与無し。売上10%減13億円、セグメント益0.8億円赤字。③ロジスティックス事業→日本郵便意外に官公庁など新規顧客獲得に成功しつつあるよう。安定してきています。売上51%増の14億円、セグメント益6%増の0.2億円。④不動産→売上0.2億円、セグメント益0.1億円。⑤感想→もしウェブソリューション事業が前期並みのトントンなら約1億円増益の営業益経常3億円近くで着地出来た可能性。すると17年3月期の過去最高の第2四半期3.9億円に接近したことになります。しかもこの第2四半期の出版事業のセグメント益は7億円。つまり、今期は17年3月期通期営業益8億円、経常8.5億円、純益5.5億円、一株純益103円に準じる数字で期末を終える可能性がかすかに浮上し始めていることになります。つまり上方修正する可能性がセグメント内容から感じ取れるということ。文句なし満点のセグメント内容と判断します。一株純資産は1130円。株価はまずこの一株純資産の1000~1100円レンジに戻して当然と考えます。ど底値だから週明けは新規もナンピンも強気買いスタートとします。エノモト同様に来期は最高益更新を必至と予想します。10/18(自治体サポートアプリ提供を開始・今後の成長事業になる可能性)10/3(築紫野市と「わが街NAVI」共同設置協定締結・オリンピック開催やインバウンドで地方の情報発信が重要に)9/5(フィスコ社調査レポート/要約&業績動向&中長期の成長戦略に関し・中長期的成長を念頭に高評価)8/25(減益着地の第1四半期・しかしセグメント状況から業績は回復中・セグメント状況/出版&ウェブソリューション&ロジスティックス&感想・目標微修正)8/6(赤字の第1四半期・よくよく見ればまずまず・概況・セグメント状況と感想・目標据置)6/18(資料「地方創生のプラットフォームへ」解説/出版とウェブソリューションとロジスティックスの各事業説明/新たな取り組み/印象/今期予想/生産基盤・目標修正)5/12(減益の前期と回復予想の今期・概要/経営成績の概況とセグメント状況・目標修正)4/27(デジタルサイネージ事業開始)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①880~900円(50週線回復)②1000円(レシオ15倍)③1070~1100円(レシオ16倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1100~1150円(レシオ17倍)②1250~1300円(レシオ19~20倍・17年高値1298円)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①850~870円(レシオ13倍・50週線回復)②940~950円(週足完全陽転・雲上限・レシオ14倍)③1050~1100円(一株純資産・レシオ16倍・最後の抵抗線)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1100~1150円(今期ないし来期純益5億円EPS82円予想しレシオ14倍)②1250円(今期ないし来期純益5億円EPS82円予想しレシオ15倍強・17年高値1300円)③1350~1400円(今期ないし来期純益5億円EPS82円予想しレシオ17倍)】とします。来期増収増益で最高益更新となれば徐々に最大目標を15年上場来高値2619円に向けて引き上げ始めることとします。SP。詳細はまた来週以降に。