6300 アピックヤマダ(東2) 236円 +1円

6300 アピックヤマダ(東2) 236円 +1円

すでに通期まで下方修正済み。その時に感じた不安はまた通期を下方修正するのではないかという思いでした。受注が不調と思ったがゆえに。同社は受注は底堅いものの、受け渡しで売上計上するまでに期連れが生じているから下方修正すると言いました。本当に受注が底堅いか半信半疑だったということです。しかし本当に受注は健闘していました。昨日の第2四半期と同時に発表したインベスターガイドを読むと、第2四半期売上37億円(前期は39億円でした。受注高を見ると(第2四半期時点)前期は47億円で今期は59億円と前期比で12億円増加しています。また受注残は前期の65億円から59億円とまだマイナスながら受注が回復し始めているために、下期に受注残も前期を上回る可能性が生じていることになります。この点を考えると、意外に受注状況は健闘して上々の評価を下すことができると判断して良いと思います。次にコスト対応能力です。第2四半期のセグメントを見ると・・・・①電子部品組立装置→売上25%減の29億円でセグメント損失1.2億円(前期は0.6億円)。車載向け装置や車載用センサー、インバータなど車載用半導体関連装置は受注好調で、一般半導体用は低調とコメントしています。受注は好調でも納期の遅れや納入の先送り要請のために減収となり減益。ただ、減益でも意外に少ない印象です。第2四半期の営業赤字は4.5億円ですから。②電子部品→これも車載向け好調で売上は5%増5億円でセグメント赤字は0.3億円(前期は0.5億円赤字)。こちらも意外に少ない赤字。③感想→つまりセグメントでの赤字は少ないのが同社です。赤字の最大の理由は、全社費用の3億円にあるということです。ですから、経営陣が奮起して、事務処理などの経営効率化を進めて全社費用を圧縮すれば、意外に同社は業績Ⅴ字回復する可能性があるということになります。ただし、まだ経営陣の頑張りや奮起は不十分ですが。まだ下値固めを行うと考え打診買い程度。反転開始となるのは早くても12月入りしてからのことと考えます。ただ来週以降に250円以上で引け出すと、這うように静かに日足陽転270円回復して持ち合いレンジの300~350円に戻すかもしれませんから、一応、250円以上で引け出せば戻りを想定して小さく買い対応することとします。セグメント内容などの詳細はまた来週にでも。10/26(第2四半期と通期下方修正)8/28(TOWAと棲み分けて成長を目指す方針)8/19(TSMCがアイフォン7向け供給の新アプリケーションプロセッサーの製造のFOWLPは同社の技術・WLP用コンプレッションモールド装置などTSMCからの受注期待・新中期経営計画概要・目標修正)8/8(部材調達困難解消は目前では)8/7(残念な第1四半期・概況/経営成績に関する説明&セグメント状況と感想・部材調達長期化で受注堅調でも納品に遅延発生し減益・好調な受注を考えれば下期にサプライズ決算を目にできる可能性も・目標据置)7/19(インスペック同様に半導体関連装置受注好調の可能性・第1四半期は赤字スタートが恒例ながら今期は様変わりの可能性も・高単価好採算の大型製品受注で業績急拡大も)6/14(資料同社の戦略/基本戦略&数値目標&生産性等の向上&強み強化&受注残について)6/5(第2弾資料/アピックヤマダの戦略を紹介)5/31(今期計画と中期経営計画/業績計画&今期上方修正する可能性も)。目標株価Ⅰ【短期目標①400~410円(週足陽転・レシオ13倍)②450円(レシオ14倍)③480~500円(レシオ15倍強・50週線回復)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①500~510円(レシオ16倍)②545~550円(レシオ17倍)③580円(レシオ18倍)】は下方修正したので弱気目標に修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①270~275円(日足の陽転)②320~330円(25週線・週足陽転)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①330~340円(来期純益3億円EPS24円予想しレシオ14倍)②380円(来期純益3億円EPS24円予想しレシオ16倍)】とします。来期の予想がもっと明確になった時点で再設定することとします。真の強気買い再開は業績回復を確信できてからです。ですからまだ先のこと。