6800 ヨコオ(東1) 1284円 +8円
ASTI同様に買い推奨再開します。同社は8月の第1四半期の際に今通期を下方修正しました。第2四半期を売上265億円そのままに、営業益17→12.5億円(前期13.1億円)、経常16→14.5億円(前期13.9億円)、純益11.5→10.5億円(前期10.7億円)、一株純益56円→51円。3月通期予想も下方修正して、売上545億円そのままに、営業益36→30億円(前期31億円)、経常35→32億円(前期29億円)、純益25→23.5億円(前期23億円)、一株純益123円→116円に修正しました。この下方修正でひょっとしたらまたわずかに下方修正するのではと警戒していましたが、想定外で、わずかに上方修正して第2四半期を終えました。第2四半期は売上7%増266億円、営業益0%増13.2億円、経常24%増17.4億円、純益20%増12.8億円、一株純益63円で着地。前期比並ながらもこれで十分でしょう。安定的な収益獲得構造であることが明確に確認できたと思います。この着地で、まだ後ろ向きながら3月通期予想売上5%増545億円、営業益4%減30億円、経常9%増32億円、純益0%増23.5億円、一株純益116円の達成は確実視して良い状況になったと判断します。今期予想を最低限の目標にして、第3四半期以降で上方修正期待が浮上できるかどうかを確認することもできるようになったと思います。配当は26円の予定。一株純資産は約1200円。セグメント状況は・・・・①車載通信機器→主力のシャークファンアンテナ・GPSアンテナなど自動車メーカー向けアンテナが国内外で伸長し好調。フィルムアンテナは新車販売の伸び悩みで前期を下回る数字だったと。売上8%増186億円、セグメント益2.6億円(前期は0.7億円赤字)。②回路検査用コネクタ→主力のBGAソケット半導体後工程検査用治具は半導体市場の生産調整の動きで伸び悩み。高周波電子部品検査用MEMSプローブカードなどの半導体前工程検査用治具も同じく伸び悩み。インターポーザ基板とLED基板などは健闘。売上2%減43億円、セグメント益は65%減の2.8億円。大幅減益ですが、一部は成長に向けての大規模人材獲得などの先行費用のため。③無線通信機器→微細スプリングコネクタなどは、スマホ向けには低迷したもののPOS端末やヘルスケア分野で販売好調。メディカルデバイスもユニット製品販売堅調。売上18%増36億円、セグメント益41%増7.8億円。④感想→満点ではないものの文句なし。車載アンテナのイメージの強い同社はいつの間にか事業領域を広げています。しかも、地道な努力で同社も収益構造を強靭化して安定した利益を確保できる筋肉質に変身しています。文句なし。半導体関連は第4四半期には回復すると思うので、同社も最終四半期で通期を上方修正することでしょう。株価はど底値のままゆえに、明日はこのまま強気買い。13週線1400円回復で強い反転サインが点灯すると考え、1400円から心おきなく強気買いに転換するものとします。目標は再設定し、目標株価Ⅰ【短期目標①1500円(レシオ13倍)②1600~1630円(レシオ14倍)③1730~1750円(レシオ15倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1750~1850円(今期純益25億円EPS123円予想しレシオ15倍)】とします。SP。詳細はまた後日ゆっくりと。ちなみに18年高値は2380円。ASTIもそうですが私が買い推奨できないくらいまで買い過ぎ。買い過ぎたから急落。そう考えると同社も天与かもしれません。そう考えると、日本株自体が天与かもしれませんが・・・・。