6789 ローランドDG(東1) 2361円 -18円

6789 ローランドDG(東1) 2361円 -18円

第3四半期発表。売上1%減312億円、営業益10%増28.4億円、経常6%増27億円、純益2.1倍の18.3億円、一株純益146円。上々ながら少しインパクト不足。ゆえに株価も無反応。しかしこの増益着地で、12月通期予想の売上0%増436億円、営業益11%減34億円、経常15%減32億円、純益14%増22億円、一株純益175円は上方修正する可能性が浮上したと言えると思います。わずかにながらですが。配当は55円ですが上方修正すれば増配して前期並みの60円に修正すると思います。一株純資産は1877円。セグメント状況は・・・・①プリンター→サイン市場では大型UVプリンターは欧米市場で増加したものの、主力の戦略製品はまだ低調。リテイル市場でも小型UVプリンタなどは好調ながら新製品は出だしがまだ低調。売上は10%減の103億円。②プロッタ→サイン市場向けの大型カッティングマシン伸び悩み。売上5%減の9億円。③工作機械→3D関連の製品群は好不調でこれもまちまち。3次元加工機などは伸び悩んだものの、熱源に半導体レーザーを採用した世界初の半導体レーザー箔転写機などが健闘。売上は12%増の39億円。④サプライ→インクなど。売上1%減の101億円。⑤その他(保守やサービスパーツ)→売上5%増の57億円。⑥感想→数字と同じでインパクト不足のセグメント内容です。戦略製品の売れ行きがまだ不十分。ただその低迷の主因は海外ではなく国内です。北米は前期並みの売上確保して、主力の欧州は増収で好調堅持。アジアも前期並みで健闘して、低調なのは国内。またその国内もオリンピック開催や即位の大礼などを控えて、イベント広告用の印刷システムが売れ始めると思います。セグメント内容は満点とは行かないものの十分に合格点を付与できると判断します。しかし、インパクト不足も手伝い下値で方向感がないから、打診買い程度か様子見で。しばらくここらで下値持ち合いレンジを形成してから反転すると予想し、本格買いは日足陽転及び25週線回復の2550円から開始とし、強気買いは日足の完全陽転と50週線(その頃には1600円まで下げていると考え)2600円回復からとします。9/13(第2四半期資料中期経営計画に関し)9/5(第2四半期資料/今期方針&決算サマリー&品目別売上状況&地域別売上&今期予想)9/3(同社とミマキエンジは欧州が主要市場)8/9(文句なし第2四半期・概況・セグメント状況と感想・目標据置)7/26(買い推奨開始・第2四半期上方修正・第1四半期スタートダッシュ・概況・通期上方修正期待大・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①2800円(レシオ16倍)②2950~3000円(レシオ17倍)③3150~3200円(レシオ18倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3200~3400円(今期純益25億円予想しEPS200円想定のレシオ17倍・1月年初3305円)】はこのまま据え置きとします。SP。