5816 オーナンバ（東２） 409円 ＋6円
買い推奨開始。同社はワイヤーハーネスと太陽光発電配線ユニットなどを開発製造する会社です。本日第3四半期発表。売上0％減271億円、営業益49％増5.6億円、経常47％増6.0億円、純益46％増3.0億円、一株純益24円で着地。文句なし。12月通期予想は売上1％増370億円、営業益2倍の10億円、経常47％増10億円、純益38％増5.5億円、一株純益43円と強気の予想。しかし、この第3四半期の着地で、この強気の通期予想の達成が現実のものになったと考え、明日からこのまま強気買いからスタート開始とします。日足と週足の最後抵抗線は430～440円に位置しています。430円回復で完全に強気買いに、440円以上で引ければ心おきなく強気買いに移行するように。経営成績に関する説明を読むと・・・・自動車や産業機器製品向けのワイヤーハーネスなどの新製品開発などを進めた結果、ワイヤーハーネス部門や電線部門は好調に推移したと。太陽光発電関連が低調ゆえに売上は前期並みで着地したとコメント。利益に関しては、太陽光発電関連製品の低迷による減収や在庫調整、生産拠点の再編や移管費用などコスト増になったものの、地道なコスト削減努力と生産性向上などで大幅な増益に成功したと自画自賛。文句なし。セグメント状況は・・・・①日本→太陽光発電関連は減収ながら、産業機器用ハーネスや電線部門が好調。売上2％増156億円、営業益2.2倍の2.8億円。②欧米→米国法人の再建も進み、また在庫調整も一巡し、売上0％増58億円で営業益は73％減0.3億円。大幅減益でもメキシコ工場黒字に転じて上々の内容。③アジア→やはり自動車と産業機器向けに好調。売上6％減の57億円ながら営業益は84％増2.2億円。④感想→地味な数字ながらもほぼ満点に近い合格点。一株純資産は1200円。配当は11円の予定。財務内容は、主な資産項目は、現金が39億円、有形固定資産が48億円、投資その他の資産が20億円。主な負債項目は、短期借入金16億円、長期借入金が11億円。長短借入金が27億円で現金が39億円ですから実質無借金でキャッシュリッチ企業。そのうち自社株買いなどの株主還元策を講じることでしょう。目標株価Ⅰ【短期目標①475～485円（レシオ11倍・週足最後の抵抗線抜け）②525～530円（レシオ12倍・17年高値524円・18年高値509円）③570円（レシオ13倍）】～ 目標株価Ⅱ【中長期目標①570円（レシオ13倍・月足完全陽転）②620～630円（レシオ14倍・月足最後の抵抗線）】とします。来期の増収増益を確認できれば、一株純資産1200円に向けて徐々に最大目標引き上げて強気に修正する予定とします。ＳＰ。来週以降にまた詳細解説を。