6937 古河電池(東1) 847円 -2円
第2四半期は売上7%増281億円、営業益25%減3.1億円、経常44%増3.1億円、純益34%増3.3億円、一株純益10円で着地。すでに修正済。同社は利益の大半が下期に集中する決算処理上の特殊性があります。上期を低調とは言え、期初から上振れ(経常と純益)て着地したために、今期予想の売上5%増640億円、営業益7%増32億円、経常6%増30億円、純益3%増22億円、一株純益67円の達成は確実視しておいて良いはずです。ただ、第2四半期の短信の中身だけではまだ上方修正期待の浮上までは感じ取ることができませんが。一株純資産は744円。配当は11円の予定。セグメントは単一セグメントゆえに記述無し。また経営成績に関する説明にしても数字以上に新味のある手がかりもなし。収益構造は比較的堅実とは思います。電池事業は非鉄金属などの市況の上下に利益が激しく左右される事業です。その割には28年3月期以降比較的安定した利益をつねに計上しています。28年以降の最高益は、営業益は29年3月期の33億円、経常は28年3月期の28.9億円、純益は29年3月期の23.7億円です。そこで今期はというと、ほぼ前期並の予想。米中貿易戦争の影響などが最小限に抑制されるならば、営業益以下28年3月以降で最高益を記録してもおかしくないはずです。売上は28年3月期以降最高を記録する予定ですから。下値は800~900円で堅いので、このレンジでは打診買い。本格買い強気買いは、7月以降形成し続けている820~920円の下値持ち合いレンジをブレイクしてから。ブレイクしてから強気買い本格買いした方が効率的だから。915円の週足の陽転成功の920円以上で引けてから、静かに強気買い本格買いする方針とします。10/23(第2四半期上方修正・修正の理由・通期を考察・目標再設定)2/6(減益でも合格の第3四半期・概況・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①950~970円(50週線・レシオ14倍強)②1050~1070円(レシオ16倍)③1130~1150円(レシオ17倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1150~1200円(レシオ18倍・1月年初来高値1259円)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①920~940円(週足陽転・レシオ14倍)②1000~1020円(レシオ15倍・週足雲下限)③1070~1100円(レシオ16倍強・週足最後抵抗線)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1100~1150円(レシオ17倍)】とし、第3四半期で通期予想達成は確実と判断できれば年初来高値1259円前後まで最大目標を引き上げ強気に修正する方針とします。SP。