8860 フジ住宅(東1) 850円 +55円
第2四半期発表や自社株買いなどでど底値から反転。昨日発表の第2四半期は売上9%増534億円、営業益6%増25.9億円、経常12%増25.6億円、純益11%増17億円、一株純益47円で着地。ほぼ期初予想通りに着地しています。通期は売上だけわずかに上方修正。その通期予想は売上5%増1100億円、営業益4%増67億円、経常5%増65億円、純益4%増43.5億円、一株純益121円。第2四半期がこの景気の踊り場の7~9月期に予定通りで着地できたのですから、通期の達成も確実視しておいて良いはずです。同社は今第4四半期に売上利益が集中する予定です。最終期に戸建自由設計住宅の引き渡しが集中し、堺市駅前分譲住宅91戸も第4に引渡し予定とのこと。一応セグメント状況を述べておくと・・・・①分譲住宅→売上171億円、セグメント益12.7億円(前期8.4億円)。②住宅流通→売上157億円、セグメント益1.7億円(前期2.7億円)。③土地有効活用→売上118億円、セグメント益11.6億円(前期13.6億円)。④賃貸管理→売上85億円、セグメント益8.2億円(前期7億円)。⑤感想→セグメント内容はまばら模様ながら、極端に悪いセグメントもなく、期末に利益が集中することを考えると、第2四半期時点でのセグメント内容としてはほぼ満点に近い合格点を付与できると思います。しかも四半期ごとの受注契約高計画推移を見ると、会社計画を第1四半期、第2四半期とも超過して着地に成功しています。第1四半期は受注契約計画198億円に対して237億円獲得、第2四半期は205億円の計画に対して235億円を獲得。尚のこと文句なし。受注状況も満点で文句なし。ちなみに受注契約高は前期比2%増の473億円。わずかに上振れして期末を終えるかもしれません。ついでに70万株の自社株買いを発表。6.3億円で70万株。単価は900円ですが、自社株買いが下値を切り上げて行くと考えます。一株純資産は1010円。配当は27円の予定。心もち強気買い。今日の高値871円を抜いてから強気買いとします。新規もナンピンも。日足も週足も抵抗線は900~920円に集中。これを抜くと7月年初来高値1005円を更新し、91年上場来1099円も更新するでしょう。6/29(通期資料/業績&今期予想)6/22(大阪の地震で)5/8(3期連続最高益更新今期予想・前期概況・セグメント状況と感想・目標修正)10/30(減益の第2四半期・通期上方修正・概況・セグメント状況・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①970~1000円(一株純資産・レシオ8倍)②1070~1100円(レシオ9倍)③1200~1250円(レシオ10倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1250~1300円(レシオ11倍)②1400~1450円(レシオ12倍)】はこのまま据え置きとします。SP。