日経平均 21429円 +245円

 日経平均 21429円 +245円

もちろん、大事なことは引けですが、今日の寄り付は引け方同様に重要と思っていましたから、正直、少しだけほっとしています。また、荒れに荒れまくっている株式市場ですが、この土曜の日経新聞の株式欄の記事を読んでやっと腑に落ちました。多くのアナリストの方々が強気弱気それぞれの論評を先週お出しになっていましたが、何かすとんと腑に落ちる気がするものはありませんでした。しかし土曜の日経新聞での「崩れない米低格付け債」の記事を読んでやはりそうではと。この記事では、本来、経済の危機をいち早く察知する「炭鉱のカナリア」の役割を果たす米国低格付け債が堅調との内容。この債権市場を取り扱う世界最大の運用会社ブラックストンの担当者がこの株式市場の混乱をこう切って捨てました。『恐怖は株の領域だけで起きている』と。つまり、他の市場は全く動揺しておらず、世界的に経済危機や混乱、あるいは米中貿易戦争での景気後退などを全く心配もしていない状態にあるということになります。この状況から考えても、混乱は早期に終結するかもしれません(と言ってすぐⅤ字反転するわけではありませんが。記事でも早期の回復の可能性を記述していますが)。また、この下げは、レシオなどを全く無視して形成してしまった過剰な流動性(金余り)相場のつけでこのように下げたことと、先物指数買いあるいはバカの一つ覚え買いの投資状況から、割安株好業績株などへ物色対象が転換するための産みの苦しみなのかもしれません。これまでとは全く異質な上げ相場が19年からスタートすると考えています。そのスタート台を固めるための下げと下値固めが今始まったいると思います。そして、この19年からの上げ相場は、インフレや賃金上昇を伴う好循環型の経済回復下での上げ相場になると予想。もし、株や不動産にバブルが生じるとなれば、19年以降の上げ相場の中で形成させるとも考えています。