7433 伯東(東1) 1347円 -38円
ハイテク株ですから年初来安値を今日も更新。引け後に発表の第2四半期は売上3%減687億円、営業益3%増19.5億円、経常3%減20億円、純益14%減13.4億円、一株純益64円。第1四半期から考えると大幅に減速してしまいました。が、しかし、会社予想のそれぞれ、680億円、18.5億円、20億円、15億円、71円から、売上・営業益は上振れて、経常は計画通りに着地しています(純益は税負担のせい)。悪いなりに合格点を付与できるはずです。この着地で通期予想の売上7%増1480億円、営業益21%増45億円、経常25%増47億円、純益4%増34億円、一株純益162円の達成はギリギリ大丈夫だと考えます。一株純資産は2621円。配当は4円増配の50円。これで年初来安値を更新するのはやはり論外と考えます。ところで同社も半導体関連株です。セグメント状況を申し上げますが、もちろん在庫調整で良くない半導体関連製品もあるものの、市場の心配をよそに好調な半導体関連製品もあります。市場が落ち着く半導体関連株の見直しの動きが出始めると考えます。セグメント状況は・・・・①電子部品→半導体デバイスはタブレット向けに在庫調整で軟調なものの、車載向けは好調を維持したと。売上は5%減525億円ですがこれは前期第2四半期から中止したメモリーカード分の販売減のせい。セグメント益は12%増8.5億円。②電子電気機器→中国地域でのスマホ用レンズ製造蒸着装置の販売好調と。またスマホ製造関連の台湾企業向けにプリント基板露光装置販売好調と。今のところで電子部品事業ともども米中貿易戦争の悪影響はとても小さいように思えます。③工業薬品→製紙用は伸び悩んだものの、石化分野向けなどにニッチな商品販売好調。また自社製品です。売上7%増53億円、セグメント益11%増4.8億円。④感想→地味な第2四半期の数字ですが、セグメント内容は文句なし。満点に近い合格点。年初来安値を更新する理由無しと考えます。17年5月マド1300円前後まで下げるか、1400円前後で下値を固めるかのいずれかと考えます。がしかし、やはり歴史的買い場に近いと考え、明日は新規もナンピンも一旦強気買いとします。また25週線と50週線とのレンジ1600~1700円回復をまずと仮定して、1450円以上で引け出せば完全に強気買いとします。8/28(前通期資料のおさらい/同社の特徴&成長戦略&感想/中期経営計画達成順調)7/31(第1四半期好スタート成功・概況・セグメント状況・目標修正)6/8(今後の取り組み/取り組む概要&デバイス(成功戦略)&電子部品(成長戦略)&電子電気機器&工業薬品と感想)6/7(資料/売上概要&セグメント益概要&今期予想・目標修正)4/28(前期も今期予想も文句なし・概況・セグメント状況・目標修正)4/10(通期予想を過度に意識する値位置で無し)3/31(3月通期上方修正・目標修正)2/26(バイテックH同様に同社も植物工場向けの製品群取扱い)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1900~1950円(レシオ12倍)②2100~2150円(レシオ13倍・1月年初2030円更新)③2250~2300円(レシオ14倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2300円(レシオ14倍)②2450~2500円(レシオ15倍)】は深押ししたので修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1600~1630円(レシオ10倍・週足陽転)②1750~1800円(レシオ11倍・50週線回復・週足完全陽転・最後の抵抗線)③1950~2000円(レシオ12倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2000~2050円(レシオ12倍強・18年高値2030円更新)②2150~2200円(レシオ13倍強・06年高値2130円更新)】とし、四半期推移ごと確認して徐々に最大目標引き上げを検討して行く予定とします。SP。詳細はまた資料等発表後に。