6300 アピックヤマダ(東2) 276円 -2円

6300 アピックヤマダ(東2) 276円 -2円

期待と警戒を合わせ持ちながら、もし好調ならサプライズで、ダメなら大幅に下方修正するかもしれないと心配していたのが同社株です。エノモトや鈴木などの電子部品や半導体関連などの中小型株を買い推奨していますが、エノモトや鈴木などと同社が決定的に違う点は安定した収益構造やコスト管理能力が大きく落ちる点でした。そのコスト管理能力の低さが如実に表れて、本日下方修正を発表。第2四半期を売上56→37億円(前期46億円)、営業益0.2赤字→4.5億円赤字(前期2.4億円赤字)、経常0.2億円赤字→4.5億円赤字(前期2.4億円赤字)、純益0.7億円赤字→4.7億円赤字(前期4.2億円赤字)に修正。この第2四半期の赤字のために、下期挽回しても会社想定を達成することができないとして、通期を下方修正。売上126→113億円(前期126億円)、営業益4.8→0.4億円(前期2.9億円)、経常4.9→0.6億円(前期2.4億円)、純益4.0→0.05億円(前期0.04億円)、一株純益32→0円に修正。これではさすがに私も買い推奨とは言えません。エノモトでコメントしたように第3四半期以降に受注が回復する可能性もあり、わずかに上方修正して通期を終える可能性もないとは言えないものの、しかしエノモトのような抜群のコスト管理能力や安定した収益構造ではないので、業績が明確に回復するとすれば来期となると考えます。まだ半年も先となるから、負けを認めて一旦売り場探しして他に乗り換えるのが得策かもしれないと考えます。下方に修正となったものの16年の8~9月の値位置が底と考え300~250円を底値レンジとし、すぐに売って他に乗り換えるか、300~350円に戻した場面で売るのかは、来週の市場の反応を見て検討します。それと、下方修正発表はしましたが、同社の場合、決算発表を終えているわけではありませんから、第2四半期の内容と資料を見て再度コメントするようにしたいと思います。いずれにしてもまた来週にコメントします。